応用情報技術者試験の過去問で、SQLのGRANT文を初めて知ったので、簡単にメモしておきます。
##GRANT文の役割
GRANT文は、1人または複数のユーザにオブジェクト(テーブル、ビュー、シーケンス)に関する特定の権限を付与するSQL文です。例えばテーブルに対し,表への問合せ,更新,追加,削除などの操作権限を付与します。
##使い方
GRANT 権限名 ON オブジェクト名
TO ユーザ
[ WITH GRANT OPTION ] ;
権限名は以下から指定します。
・SELECT:参照
・INSERT:行の追加
・DELETE:行の削除
・UPDATE:値の変更
・UPDATE(列名):特定列の値の更新
・ALL PRIVILEGES:上記全て
※カンマ区切りで複数選択可
オブジェクトは、テーブル名、ビュー名を指定します。
ユーザは該当権限を与えるユーザを指定します。
ユーザー名、ロール名、PUBLIC(すべてのユーザ)を指定できます。
該当権限自体を別のユーザに与える権限も合わせて付与する場合は、
WITH GRANT OPTIONを指定します。
※省略可
##アクセス権限を取り消す場合
ちなみにアクセス権限を取り消すには、REVOKE文を使用します。
REVOKE 権限名 ON オブジェクト名
FROM ユーザ