ふと、QiitaとZennって今(2024年2月現在)どっちが良く使われているんだろう、と思いGoogle Trendsでざっくり調べてみました。
イメージとしては、まだQiitaの方がユーザー数は多い印象ですがどうでしょうか。
個人的には予想外の結果があり面白かったです。
1. 直近1年間の比較 - Qiita強い
Qiitaの人気度が平均して75付近であるのに対しZennは25付近なので、Qiitaの方が3倍くらい多く検索されている、といったところでしょうか。
感覚的にはもう少しZennがZenn戦している印象でした。
長期連休のあるゴールデンウイークや年末年始は両サービスとも検索数が落ち込んでおり、職業エンジニアの利用が多いことが分かりますね。
2. 直近5年間の比較 - Zennの成長
Zennのサービス開始時期が2020年9月なので、そこにZennの最初のピークが見られます。その後はZennが徐々に検索数を伸ばしていますが、直近1年で見るとほぼ横ばいでした。
Qiitaもここ数年、検索数では頭打ち感があります。
3. 利用地域の比較 - まさかの格差
・・・・・!!!!
Qiitaが全国的にほぼ満遍なく利用されているのに対し、Zennは都市部に比べ地方ではあまり利用されていない1ことが分かりました!面白い!
IT企業が集中する都市部とZennの利用地域が一致していることから、Zennではサイト利用者のうち職業エンジニアの占める割合がQiitaよりも多くなっており、地方での利用率が相対的に下がっているということなのかもしれません。
この仮定が正しいとして、ユーザー構成の違いはどこから来るのでしょうか。
1つは有料コンテンツの有無が影響していそうです。Zennでは本(Book)といった課金コンテンツを販売・購入する仕組みがあるため、この点においては学生や趣味プログラマーよりも、職業エンジニア(社会人)との相性が良さそうです。
他には・・・
4. おわりに
今回はGoogle Trendsを使用してQiitaとZennの人気度を比較してみました。Google Trendsで比較できるのはあくまで「そのキーワードでの検索数」であり、人気度を示す1指標でしかないことにはご留意ください。
QiitaにしろZennにしろ、エンジニアにとっての情報共有の場がより一層盛り上がっていくことを期待しています。
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少し正確には、都市部での検索数と地方での検索数の格差がQiitaよりも大きく、地方の検索インタレストが十分なデータなしになっている ↩