Frimware Version
iDRAC6 は PowerEdge Gen11 のサーバに採用されているリモート管理アダプタ。
iDRAC6 のご紹介
搭載可能なサーバーの対象は
PowerEdge
T110、T110 II、R210、R210 II、R310、T310、R410、T410、R415、
R510、R515、R610、T610、R710、T710、R715、R810、R815、R910、
M610x、M610、M710、M710HD、M810、M915
一見するとヤフオクや eBay で買ってきてポン付けしたら動きそうであるが実はそうではないというのが今回の話。
iDRAC6 自体は 2つのドーターカードで構成されている。
iDRAC6 Express CARD (写真左)
iDRAC の firmware が搭載されたカード
iDRAC6 Enterprise CARD (写真右)
SDカードスロット及びiDRAC専用NICが搭載されたカード
この iDRAC6 Express CARD に実は罠がある。PowerEdge Gen11 では初期に販売されたものと後発で販売された製品が混在している(例えばR210 II)。iDRAC6 Express CARD の firmware version が古いと、後発で販売された筐体ではカードが認識されず、使うことが出来ない。
iDRAC6 Monolithic FW Version まとめ
Version 1.0
| R610, R710, T610 のサポート
Version 1.2
| R410, T410, T710 のサポート
| Auto-Discovery
Version 1.3
| R210, T310, R510 のサポート
| WebUIが更新される
| Syslog, vFlash 512MB SDcard, Boot Once
Version 1.5
| R310, R715, R815, R910 のサポート
| ファイル共有が可能になる
| Serial Over LAN, Virtual Console Preview, Reset iDRAC Using GUI
Version 1.7
| R210 II, R415, R515, R810 サポート
| WebUIのデザインが今のものと同じになる
Version 1.8
| R210 II で Sandy Bridge に対応
Version 1.8.5
| 推奨最低Version
Version 1.9
| openssl, openldap, libxml が更新される
Version 1.95
Version 1.96
Version 1.97
Version 1.98
Version 1.99
| OpenSSL POODLE 対応
Version 2.80
Version 2.85(latest)
| OpenSSL upgraded to v1.0.1p.
| OpenSSH upgraded to v7.0p1
1.9 以降は主にセキュリティー系の更新しかありません。
というわけで、もし中古で買い付けた iDRAC6 Express CARD の firmware が古かった場合、素直に買い直すか初期販売された筐体を使って version up するしかないです。