HDDが故障した時用メモ
HDDが故障した場合、とりあえずAmazon保守(お急ぎ便で代替品を買う)で初期対応するという人は多いだろう。
対応終了後、なんとなく壊れたHDDをそのまま放置する人も多いだろうが、もしかするとそのHDDは新品に交換できるかもしれない。保証範囲内であればRMA(Return Merchandise Authorization)が利用できる。
メーカー | 対応方法 |
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HGST | https://www.hgst.com/support/support-for-japan/rma |
Seagate | http://support.seagate.com/customer/ja-JP/warranty_validation.jsp |
WestanDigital | http://wdsupport.wdc.com/rdsfdc.asp?linktype=rmacreate&portaltype=wd&custtype=end&fs=&ss=&lang=jp |
TOSHIBA | リテールボックス品の場合は販社宛に送付。DT01ACA300BOXなどのようにBOX型番が該当。 |
各メーカーごとの方法は割愛するとして、ここではHDDが確実に故障だと証明する方法を幾つか挙げる。
故障の判断と証明
一般的にHDDが故障した場合、以下の様な症状が出る。
- OSにてIO Errorが出る
- 物理的に変な音が出る
- RAIDカード配下なら、カードから認識されなくなったりする(場合によってはRAID Array が損傷する)
- ATA CRC Errorが出る
- Smartの値が悪くなる
故障の判断自体は簡単だし、実際そうしている人は多い。
問題はRMAをするときに故障していることを証明する必要がある。
物理故障でない場合の各社向けの判断基準としては以下のとおり。
メーカー | 判断基準 |
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HGST | Drive Fitness Test (DFT)によるテスト結果 |
Seagate | SeaToolsによるテスト結果 |
WestanDigital | Data Lifeguard Diagnosticによるテスト結果 |
TOSHIBA | Fujitsu ATA Diagnostic Tool (FJDT)これは古い方法で、実はもうFJDTを入手する方法がない。実はユーザ申告がかなりの割合で通るので適当に出してもRMAされる場合も…。 |
各社基本的に試験ツールがあるので、それに準拠していれば問題はないが、TOSHIBA製HDDについてはツールが古く既に入手できなくなっている。そこで一般的にどのメーカーでもRMAできるデータの提示方法として、セクター検査ができるソフトウェアでの検査結果を印刷して同封しておく良い。
今のところ以下のソフトウェアが使いやすい。
- GM HDD SCAN http://hdd-data.jp/support/downloads+175.html
- WinDFT https://www.hgst.com/ja/support/hard-drive-support/downloads
- FromHDDtoSSD http://www.iuec.co.jp/fromhddtossd2s/v2_0_dl.html
3Tバイトのディスクで7時間程度かかるので寝る前に仕込んでおけばいいだろう。
RMAして戻ってきたHDDはそのまま使うも良し、Hotspareにするも良し、在庫として持っておくも良し自由に使うと言いと思います。