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VSCodeでAngularのデバッグ

Last updated at Posted at 2021-09-06

これまでVSCodeを利用したTypeScript(AngularプロジェクトでもOKだった)のデバッグには拡張機能であるDebugger for Chromeの利用が主流でしたが、つい最近この拡張機能が廃止されました。

理由はVSCode自体にデバッガが取り込まれたためです。
これまでは「VSCode」と「ブラウザ」を交互に切り替えながらデバッグ作業をしていたのですが、VSCodeにデバッガ機能が内蔵されたことで思いのほか便利になったので、VSCodeへの導入に関する備忘録を残します。

デバッグ手順

既にWebPack等で開発対象が起動しているとします(Angularならば、ng startコマンドでサーバー起動済みの状態)

デバッグ起動設定を追加

コマンドパネルを使用して上記で起動しているサーバーにアクセスする方法がお手軽ですが、開発中に何度もデバッガを実行するのでアクセス先のURL入力の手間も省くためにlaunch.jsonにデバッガ起動用の設定を記述します。

内蔵デバッガが使用できるブラウザは、今のところGoogleChromeかMicrosoftEdge(多分Chromium版のみ)となっています。
下記の設定例ではMicrosoftEdgeを使用しています。

{
  "version": "0.2.0",
  "configurations": [
    {
      "name": "Launch Microsoft Edge and open the Edge DevTools",
      "type": "pwa-msedge",
      "request": "launch",
      "url": "http://localhost:4200",
      "webRoot": "${workspaceFolder}"
    }
  ]
}

type要素に使用したいブラウザのタイプを指定することで切り替えることができます。

typeの内容 ブラウザ
pwa-chrome GoogleChrome
pwa-msedge MicrosoftEdge

ブレイクポイントを設定する

たったこれだけでブレイクポイントを設定した箇所でプログラムを停止させることができます。

image.png

Edgeを使えばもっと便利になるかも

VSCodeの拡張機能Microsoft Edge Tools for VS Codeを導入しておくともっと便利になるかもしれません。

image.png
この拡張機能を導入した状態でデバッガを起動すると、デバッガツールが上記のように変化します。

image.png
このアイコンを選択することで、デバッグ対象のブラウザで表示している内容をVSCode内のEdge開発者ツールで表示することができます。
もちろんインスペクタも使用可能です。また、スクリーンキャストを実行することでVSCode内にブラウザが表示している内容そのものを投影することができ、スクリーンキャスト内から実際のブラウザ画面へのマウス操作も行うことができます。

下記はブレイクポイントでWebアプリを停止させつつ、スクリーンキャストでブラウザの表示内容を映しスクリーンキャスト内でインスペクタを使ってHTML要素を参照している時の画面です。
image.png

参照

参考にしたWebサイト様。

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