概要
PowerBI(以下PBI)デスクトップを使って作成したレポートを、せっかくなら他人に共有したいと思ったので、その方法の備忘メモです。
※自分で調べた内容なので、何か間違いやもっと良い方法があれば指摘いただければ助かります。
簡単な結論
以下のどちらかのアカウントが必要
- Office 365 E5(4750円/月)
- Office 365 E1(1250円/月) + Power BI Pro(1250円/月)
調査内容
前提
まず、前提としてPBIデスクトップは無料です。これでできるのは、自分のローカルPC内でPBIレポートを作るまでです。
実際に不特定多数に公開するにはPBI サービスを使うのが現実的です。
PBI サービスについて
PBIサービスを使うには「Power BI Pro」(もしくはその上位版のPower BI Premium)が必要です。
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/pricing/
じゃあ1250円/月で使えるかというともう一つ問題があり、上記のライセンスはMicrosoftの企業アカウントでないと使用できません。
企業アカウント
PBIサービスを使うには企業アカウント(に紐づいたメールアドレス)が必要です。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-bi/fundamentals/service-self-service-signup-for-power-bi
個人では作れないのかというとそんなことはなく、企業アカウントを個人で作ることは可能です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/enterprise/office365-plans-and-pricing
ただし、企業アカウントは有料でなおかつE1,E3,E5などのランクがあります。
どの企業アカウントを作るか
E1は基本的な機能を持った企業アカウントですが、これ単体ではPBIサービスを使って公開する機能は持っていません。(E3も同様です)
一方で、E5は値段が高いですがPower BI Proのライセンスがデフォルトで含まれています。
なので、Power BI Proを使いたいだけなら、E1+Power BI Proのライセンスが安くすみます。
E5の他の機能も使いたい方や富豪の方はE5が楽でいいと思います。
PowerBI Serviceを使うだけなら
Microsoft Fabric Previewという無料のライセンスがあり、これを使用すればPBIサービスを使用できます。
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/pricing/
ただし、
- 企業アカウントは必要です
- 他人には公開できません
Power BI Proのライセンスには無料期間がないので、とりあえずPBIサービスの使用感を試したい場合はこちらで良いかと思います。