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【Rails】URLでidの代わりにランダムな文字列を表示させる

Last updated at Posted at 2019-02-21

Update

gemを使わずに自分で実装する方法を記事におこしました。 --> 【Rails】ランダムな文字列をPrimary keyとして使う - Qiita

Introduction

Railsのscaffoldを使うと、デフォルトで/users/:id/のようにidを使ったURLが生成されます。
しかしながら、システムでシーケンシャルに払い出していて主キーとして使っているidをURLというユーザーが見えるところで使うのって少し抵抗ありません?
ということでURLにはidではなくランダムな文字列(Qiitaの記事はそうなってますね)が表示されるようにする方法をメモります。

Environment

  • Rails 5.2.2
  • Ruby 2.6.3

1. public_uid gemをインストール

便利そうなgemを作っている方がいらっしゃいました。データをDBに登録するときに、ランダムな文字列を生成してくれるgemです。デフォルトだとHexString(16進数)で生成されます。
GitHub - equivalent/public_uid: Automatically generates random unique public id for record.
今回はこちらを使ってみます。

Gemfile
gem 'public_uid'
$ bundle install

今回は、Userモデルをつくろうとしている前提で物語を進めていきます。

2. public_uidカラムを追加

対象のモデルにpublic_uidカラムを追加していきます。

2-1. Userモデルをこれから作る場合

$ rails g scaffold User name:string public_uid:string

でscaffoldが作成されます。この中にマイグレーションファイルも含まれますが、public_uidは検索対象のカラムになるので検索速度をあげるためにindexをはりました。

/db/migrate/YYYYMMDDhhmmss_create_users.rb
class CreateUsers < ActiveRecord::Migration[5.2]
  def change
    create_table :users do |t|
      t.string  :name,       null: false
      t.string  :public_uid, null: false

      t.timestamps null: false
    end
    add_index :users, :public_uid, unique: true
  end
end

マイグレーションを適用します。

$ rails db:migrate

2-2. Userモデルがすでに存在する場合

$ rails g migration AddColumnPublicUidToUsers public_uid:string

マイグレーションファイルに検索性能をあげるためにpublic_uidへのindexをはります。

/db/migrate/YYYYMMDDhhmmss_add_column_public_uid_to_users.rb
class AddColumnPublicUidToUsers < ActiveRecord::Migration[5.2]
  def change
    add_column :users, :public_uid, :string
    add_index  :users, :public_uid, unique: true
  end
end

マイグレーションを適用します。

$ rails db:migrate

3. Userモデルにpublic_uidを自動生成するコードを付与

対象のモデルファイルにgenerate_public_uidというコードを1行追加するだけです。これによってモデルがDBに登録されるタイミングで自動的にpublic_uidに8桁のランダムな文字列が付与されるようになります。

/app/models/user.rb
class User < ApplicationRecord
  generate_public_uid
end

4. to_paramメソッドをオーバーライド

to_paramメソッドを使ってURLの:id:public_uidに変更します。

/app/models/user.rb
class User < ApplicationRecord
  generate_public_uid

  def to_param
    public_uid
  end
end

5. コントローラ側でpublic_uidで検索

scaffoldでモデルを作成すると、コントローラファイルで以下のようにモデル検索がなされていると思います。

/app/controllers/users_controller.rb
private
  def set_user
    @user = User.find(params[:id])
  end

to_paramをオーバーライドしたため、params[:id]にはpublic_uidの値が入るようになっており、findメソッドでは該当のidを持つUserモデルのレコードが存在しないためエラーになってしまいます。
そこで、以下のように編集してpublic_uidでUserモデルを検索するように変更します。

/app/controllers/users_controller.rb
private
  def set_user
    @user = User.find_by(public_uid: params[:id])
  end

以上で、URLにidの代わりにランダムな文字列を表示させることができます。

おまけ

おまけ 1:ランダムな文字列でなくランダムな数字にしたい

public_uid gemでは、ランダムな数字を生成する仕組みとして、NumberRandomNumberSecureRandomという設定を用意してくれています。設定の方法は3で記載したgenerate_public_uidgeneratorを指定してあげるだけです。

/app/models/user.rb
class User < ApplicationRecord
  # NumberRandomの場合
  generate_public_uid generator: PublicUid::Generators::NumberRandom.new
  # Number SecureRandomの場合
  generate_public_uid generator: PublicUid::Generators::NumberSecureRandom.new
end

おまけ 2:public_uidの文字数を指定したい

8文字だとすぐ枯渇しかねないモデルの場合はpublic_uidの文字数を増やしたくなります。この場合も、generatorで指定してあげるだけです。例えば20文字を生成したい場合は以下の通りです。

/app/models/user.rb
class User < ApplicationRecord
  generate_public_uid generator: PublicUid::Generators::HexStringSecureRandom.new(20)
end

Conclusion

便利。
他にも、全くランダムな文字列(a-z,A-Z,0-9)にする方法や、そもそもidをランダム値にする方法などもあるみたいです。詳しくはgemのREADMEをご覧いただければと思います。
私は、ここまでで満足!

Reference

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