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pythonのテストやチェックツールで特定のコードを無視する方法

Last updated at Posted at 2021-03-18

はじめに

当稿は、すぐ忘れるスキップの記述を、すぐ思い出せるようにまとめたもの。

pythonの自動テストに関わるツール

プロジェクトで以下のツールを使っている。

  • pytest
    • メインのテスト
    • 実際に機能をテスト
  • autopep8
    • ソースをPEP8に準拠するように整形
    • 意外と役に立ってない印象
  • flake8
    • PEP8に準拠できてるかチェック
    • 100%準拠ではないとおもうが、結構これに従って作ってるだけできれいになる
  • mypy
    • 引数やクラスの互換に間違いがないかのチェック
    • プロジェクトではTypeHint(引数の明示的型指定)を指定してるので、その間違いをチェックしてくれる
  • bandit
    • セキュリティ的に問題あるかのチェック

たまにチェックが邪魔なときがある

  • pytest
    • 修正中とかで絶対テストコードがエラーになることが分かってるので、このケースはスキップしたいなど
  • flake8
    • flake8:「おまえのコード複雑過ぎ。シンプルにしろや」
      • 関数を分割したりと言うのがよくある対処
      • それでやると、「たったこれだけのことでメソッドつくるの?」となる事がよくある
  • bandit
    • bandit:「セキュリティ的にあかんのじゃ。なんとかしろや」
      • 「ここは絶対大丈夫なんで勘弁してほしい」というところがある
        • パフォーマンスチューニングで陥った経験あり

それぞれのスキップ方法

pytest

@pytest.mark.skip  # FIXME マルチスレッドでテストが落ちているのを一時的にskipしている
def test_success(self):
    """テスト

    """

スキップを示すアノテーションを指定することで、スキップできる。
後ろのコメントは、忘れないように習慣的にそう書いているだけ。

flake8

def foo(bar: Bar,  # noqa: C901, R701
        bar_bar: BarBar) -> str:
    """関数

    """

上記は、対象のメソッドでは、C901とR701のチェックをしないという意味。
単に# noqaとした場合は、flake8のチェック全てがされない。

bandit

def foo(bar: Bar,  # nosec
        bar_bar: BarBar) -> str:
    """関数

    """

上記は、対象のメソッドでは、banditのチェックをしないという意味。

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