きっかけ
使っているテレビのリモコンに不満があった。
- よく壊れる
- 電源ボタンをめっちゃ押さないと効かない
- すでに2台目なのだが、買い替えると7,000円とかしたはず
そういえば、無印良品のリモコン式照明あるし、エアコンのリモコンの行方不明もよく陥るな。
↑これ似た別商品。(大体似たような仕様に見えるけど、無印では価格は10,000円くらいで買ったような・・)
無印良品のはオンラインカタログからは見つからなかったから、もう無くなったのかな。
↑これは同じ型番のリモコン。
5,000円もするんだ・・・。
リモコン・・・これだけでも3つあるのか。
しかも無くすと安くない・・・。
やっぱり一つにまとめたいよね。
そういえば手元には使いこなせないamazon echo dot(第2世代)がいた。
- 天気予報聞くくらいにしか使ってない
- スピーカーはちゃちいので、音楽聞くのには使ってない
せっかくあるんだし、声で制御とかもしてみたいよね。
・・・ということで行動に移る。
購入したもの
Rakuby WiFi-IRリモート IRコントロールハブ Wi-Fi(2.4Ghz)
IRとは赤外線のこと。→ 赤外線のリモコンにしか使えない。(今はZigbeeやら他の制御もあるらしい)
これは買うに当たっては結構躊躇した。
国内メーカーだったり、日本語マニュアルありますだったり、ぱっと見まともそうな製品を見ると、5000~8000円が普通らしい。
(echo plusが定価17,980円とかするのは、リモコン受信できるからなのか?と思ったら違うらしい。Zigbee規格のスマートホーム対応機器は対応できるけど、昔ながらの赤外線リモコンは対応していないとさ。無駄に高いな・・・)
**高いわ!**ということで、不安と疑心の海外(多分中国)ものから買ってみようと探してみる。
すると、2,000円代のものも結構出てくる。
そしてこの製品・・・・1,720円(2019/10現在)。
購入前の気持ち
- 動かなかったらヤダな
- すぐ壊れそう
- Tuya Smartって制御アプリが中国語だったらヤダな
- WiFi2.4GHzのみなんだ・・・(5000~8000円とかの製品も5GHzに対応してるのはほとんどなかった)
- 赤外線オンリーだから新しく買ったのがZigbee規格とかだと使えないのか
手元に届いたとき
- 軽い(悪い意味で)→ 付属のUSBケーブルのゆがみで本体が浮く
- 見た目がダサい
- やっぱりマニュアル日本語じゃないけど、英語で良かった
セッティング
制御アプリにIRコントロールハブを読み込み、Alexa連携、赤外線信号の学習でちょっとはまる。
1.制御アプリインストール
Smart Life - Smart LivingというアプリのQRコードが必要になる。
ありがたいことに、アプリは日本語対応。(翻訳あやしいか?という個所もなくはないが概ね問題ない)
このアプリはクラウドに情報を保存するらしい。
インストールの際の規約が、なんとなーく嫌だったけど、まぁメアドと部屋のリモコン情報くらいは許したるかってことでインストール。
##2.制御アプリにIRコントロールハブを読み込み
英語のマニュアル書いてあったのかわからないが、アプリの画面構成から「こういうことか??」という感じで接続できた。
- 「マイホーム」画面の右上十字アイコンをタップ
- 左メニューの「その他」→「スマートリモコン」を選択
- IRコントロールハブのLEDを点滅させる(!?)
- なんとIRコントロールハブは、カバーを反時計回りに回すと外すことができる
- そこでリセットボタンを6秒間押すと、リセットされLEDが点滅するようになる
- 制御アプリの画面を進めると、WiFiの設定を求められる
- この時、スマホ側は2.4GHzのWiFiに接続している必要がある
- スマホとIRコントロールハブを近づけるようメッセージが出てくる
- なぜかIRコントロールハブにWiFiの設定ができるらしく、制御アプリで認識できた
- (echo dotとかは自分がWiFiのアクセスポイントになるので理屈がわかるけど、↑については理屈が謎。Bluetoothもないのに)
- 「マイホーム」画面に「Smart IR」が追加されている
謎は多いけど、登録はできた。
この時点で、クラウド上にも情報は保存されてそう。
3.エアコン、テレビの設定
嬉しかったのは、エアコンとテレビはプリセットが非常に多く、メーカーを選択したあとプリセットを選択して保存するだけで動かすことができた。
デバイスの種類を選択 → メーカーをローマ字入力 → いくつかボタンを押して動くか確認 → 動いたら「マッチ」、動かなかったら「次へ」という手順。
- テレビ:Hitachi 37/54
- エアコン:National 1/17
さすがにエアコンはタイマーとかの詳細なボタンはないけど、モードと風量、温度くらいはいじれた。
4.照明の赤外線信号の学習
さすがに無印良品のリモコンはプリセットにないので「DIY」というので赤外線信号の学習させることにした。
「DIY」 → 「Custom Type」 → 「次へ」で学習スタート。
でもなかなか成功しない。
何回かやってみて成功させるコツがわかってきた。
- リモコンの電池はしっかり入っている状態であること(電池を変えたら認識しやすくなった)
- ボタンは長く押しすぎない(多分信号の開始と終了を学習しようとしている)
- はじめは長く押してたら離したタイミングで失敗した
- 学習に失敗する事例を調べると、信号の長さの話が出てきた
- ボタンを短く連打してみた → 認識された
- だけど、できたボタンは2回押して動作するものができてしまった
- 再度学習で、1回だけ短くおした
- → 正しい信号が認識された
本当の試行錯誤の順番は、連打 → 電池交換 → 短く1回 だけど問題を切り分けると上記だと思う。
ここまでで、リモコンを一つにまとめることは達成できた。
5.Alexa連携
ここからは声で制御の話になってくる。
Alexaも制御アプリで制御することが前提である。
その上で、話を進める。
まず、Smart Life
の画面に戻ると、追加したテレビ、エアコン、照明が追加されている。
→ 「デバイスが正しく登録できたな」と理解
画面右下の「私」から「その他のサービス」→「Alexa」をタップ。
すると、アカウントの認証が求められ、入力すると声で制御できるようなことを言っている。
しかし、Alexaの制御アプリからはどう見えているかというと、見えていない。。。
気持ちが悪いので、AlexaのスキルであるSmart Lifeを追加。
そうしたところ、一応、テレビとエアコンは認識された様子。
(しかし声でコントロールしようとしてもテレビは認識されない)
色々試したが、結論をまとめると以下のような感じだった。
5.1.Alexa側で名前を編集する
Alexa側で名前を認識できないのは、「テレビ」という単語が一般名詞なのかデバイスの種類なのかというところで迷っているのかもと思い、Alexaの制御アプリ側で「テレテレ」という名前に編集したところ、コントロールできるようになった。
その後、「テレビ」に戻してみたら「テレビ」でコントロールできるようになった。
5.2.DIYで登録したものは「シーン」を使う
Smart Life
には「シーン」というのがあり、ある一定の操作をまとめたものを行う設定ができる。
たとえば「おはよう」というシーンに、「テレビをつける」+「電気をつける」という操作を割り当てるなど。
私の場合、「電気つけて」と「電気消して」の2つのシーンを作って、それぞれ照明のボタンを割り当てた。
その後、Alexaの制御アプリ側で、「デバイス」の画面 → 「シーン」 → 「シーンを検出」で「電気つけて」と「電気消して」が認識された。
→声で照明のOn/Offが可能になった。
まとめ
今回なんでQiitaにこれを書いたのかというと、
- IoTって言ってもいいよね!?
- 格安でスマートリモコンを使う方法を整理したかった
- 最近投稿してないな・・・
という点。
特に2つ目について、私はIRコントロールハブを買うのに実態がわからないから相当躊躇したし。
(結構使えないっていうレビューも多かったし)
自分で設定してみて、全体の構成としてはこんな感じになるのかなと思った。
Smart Life
の売りとして、外からでもコントロールできるとのことだったので、多分一旦クラウド側に制御情報が行って、クラウドからIRコントロールへ指令が行くのかなと。
(Smart Life
のスマホアプリから直接IRコントロールに行くのかなとも思ったけど、alexaのルートと別で作ってるとは思えなかったのでこんな感じかなと)
触っている感じ、Alexaでもあまり時間差を感じないので、割と快適に使えそう。
一回クラウドに行ってそうなのが、もうちょっと軽い感じにはなってほしいかな。
(なんかこのためだけに個人情報提供してしまうのはちょっとなぁ・・という感じ)
そういえば、身の回りの家電、10年近く同じもの使ってるな。(だから今回成功したのかな)