※2017/02/03追記:Windows10の環境の方はMakeCode for micro:bit がリリースされました。こちらの方が簡単です。
背景
子供達とmicro:bit(マイクロビット)で遊ぶ際、学校のパソコンルーム的なところであれば全く困らないと思うのですが、イベントや展示会・山奥(?)で行う場合は十分なネットワークが確保出来るとは限りません。
Scratchの場合はそういう環境のためにオフライン版が用意されているので、USBで持ち歩いておけばなんとかなるのですが、micro:bitはそうはいきません。
随分前に「だれか作っていないかなー」とdocker hubを検索したところ見つからず、ならばと作りかけたのですが途中で頓挫していました。
先程、ふと思い出して検索したところあるではないですか!
セットアップ
という事で早速セットアップしてみました
docker pull kadok0520/pxt-microbit
docker run -d -p 80:80 --name pxt-microbit01 kadok0520/pxt-microbit
http://localhost/ でアクセスしてみましたが全く問題ありませんでした。
ちなみに、2017-12-02現在、オフィシャルサイトに比べて、ちょっと古いバージョンでした。
makecode.microbit.orgのバージョン: 0.13.34
Microsoft MakeCodeのバージョン: 0.14.12
C++ runtimeのバージョン: v2.0.0-rc11
あとは、セットアップしたPCの80番ポートを開放してあげて、有線LANもしくは無線のデザリングを介してアクセスしてもらえればどこでもレッスンが出来るようになるんじゃないかと。
大勢で共有する場合
スマホ・家庭用アクセスポイント・ポケットwifi・他は大抵は10台程度が最大接続数になっています。10人以上で共有する場合は、業務用のアクセスポイントという事になると思うのですが数万円の出費になります。そんな時のおすすめですが、あまり知られていないようなのですが、AirMac Expressは50台まで接続が出来ます。オークションで数千円で出回っている旧世代のものでもOKです。大きさもコンパクトで、持ち歩きに適しています。行ったことが無いところでmicro:bitの講習会を行う場合は、保険としてあると安心かもしれません。
記事を書いておきながら、実際にはまだ試していません。docker側にはたいした負荷はかからないと思っていますが、問題があれば教えてください。