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micro:bitとMLX90614で非接触体温計

IMG_1942.jpg

はじめに

 先日のMaker Faire Kyoto 2020 onlineのパネルディスカッション「COVID-19以降の世界にメイカーが貢献できること」の中で紹介されていたMLX90614による非接触体温計がどの程度使えるのか、試しに作ってみました。

用意する物

  • micro:bit 本体 1つ
  • MLX90614 1つ (aitendoで1,950円)
  • micro:bit ブレイクアウトボード 1つ
  • ジャンパーピン(メス・メス) 4本

配線

Untitled_New_Diagram_Cacoo.png

これだけで済むとは素敵過ぎです。

ボディ

持ちやすいようLEGOで適当にボディを作りました。
IMG_1948.jpg

プログラムの前準備

MakeCodeでMLX90614を使うためには、事前に機能拡張を読み込む必要があります。

  • MakeCodeで新しいプロジェクトを開きます。
  • MLX90614用機能拡張読み込みます。
    • 右上の歯車をクリックし機能拡張を選択します。
    • 検索窓にMLX90614用拡張ブロックのURL https://github.com/DoraLC/pxt-MLX90614 を入力し検索します。
    • 現れる MLX90614の機能拡張をクリックします。
    • MakeCodeのツールボックスに「MLX90614」というツールボックスが追加されればOKです。 Microsoft_MakeCode_for_micro_bit (1).png

センサーの値の確認

まずは、どんな反応をするセンサーなのか見てみます。(以下Chromeブラウザ前提)

  • MakeCodeのWebUSB接続を行います。
    • 右上の歯車をクリックし「デバイスに接続する」を選択します。
    • ダイアログの説明に従い接続を行います。(詳しくはこちら )
  • 以下のプログラムを作成し、micro:bitにダウンロードしますmicrobit-画面コピー (64).png

  • しばらくすると「コンソール表示 デバイス」というボタンが表示されるので、クリックするとリアルタイムにグラフが描画されます。
    Microsoft_MakeCode_for_micro_bit (2).png

  • 体の様々な部位に触らないようにあてて、センサーのレスポンスをみてみます

個人的な感想としては、仮に通常の体温計と正確にオフセットをとったとしても、あて方一つで大きく温度が変わってしまうため、測定者の熟練(?)が必要な感じがしました。

そこで、ちゃんとした体温計を作るというより、熱がありそうかチェックする道具を作ってみる事にしました。

熱がありそうかチェッカー

仕様

  • 平熱の人を基準として、+1度未満か以上かを簡易チェックするための道具です
  • Aボタン:基準体温セット
    • 平熱の人のおでこにあててボタンを押します
    • 基準体温がセットされると◇が表示されます。
  • Bボタン:熱がありそうかチェック
    • 測定したい人のおでこにあてて、ボタンを押します
    • 基準体温+1より低い場合:□が表示
    • 基準対応+1より高い場合:×が表示

プログラム

microbit-画面コピー (65).png
https://makecode.microbit.org/_4baCXrExRDc3

結果

発熱中の人がいなかったので、たまたま居合わせた低体温の人を基準にしたら、見事、他の人はみんな×になりました(それじゃダメか:sweat_smile:

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