本来の用途
セル範囲に対して名前を定義し、他のセル中の式で名前で指定出来るようにするのが、名前定義の従来の用途でした。
現在の仕様
名前に対して定義できるものが、「セル範囲」ではなく、「参照範囲」という言い方になっていて、最初に=
が付けられるようになっています。
新しい使い方
定数
「参照範囲」の欄に、=3.14
などと定数式を書くと、定数が定義できます。
関数モドキ
「参照範囲」の欄に、=A1*2
などと数式を書くと、関数モドキが出来ます。
この数式中の相対参照形式のセルアドレスは、その数式入力時のカーソル位置からの相対位置として内部的には記憶されるようです。
そのため、その定義した名前を数式中で利用するセルから相対的な位置関係にあるセルが参照されます。
例えば、セルB1が選択されている状態で、 Tonarino2bai
という名前で、「参照範囲」の欄に=A1*2
と書いて定義すると、数式中では隣のセルの値の2倍に置き換わる関数モドキになります。