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令和最新版の輪読会、音読会のススメ

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Unipos Advent Calendar 2021の24日目、本日はクリスマスイブですね!
輪読会の運営の話です。

今年は社内で色々な輪読会が開催されました。
僕も4月中旬から輪読会を開催していて、半年以上継続し現在4冊目に突入しています。
継続させる型が整ってきたので紹介したいと思います。
輪読会が継続しなくて悩んでいる運営の人の参考になればと思います。

会の型

こんな形でやっています!
image.png

一般的な輪読会は、章単位とかで担当を決めて纏めを作ったり他の参加者は予習したりとかの事前準備をしておいて、会自体ではなるべく議論の時間を長くすると思います。
僕が運営している輪読会は、事前準備なしの音読会という形にしています。
読むパートで皆が順番に本を音読するので、このパートに時間を一番割いています。

ちなみに締めるパートは遊びのパートです。なんか適当にトークしてもらって、その日の会を終わらせてもらうだけです。
今日読んだ内容を話すとか、そんな真面目なことは一切やっていなです。
今どきの言葉でいうと、心理的安全性のパートです。

この型で週1回、長くて90分くらいで運営しています。
今のところ脱落者はゼロで、むしろ参加者が微増しています。

この型であれば気軽に始められるし、継続性も高く保てるのではないかと思います。

なぜこの型に至ったのか

ここからはなぜこの型に落ちつたいのかです。

始めたモチベーション

知識を得るとか知識レベルを揃えるとかという目的があって、輪読会を始めることが多いのかなと思います。
僕の場合もそういう気持ちはありましたが、積読を解消する、これが最もやりたかったことです。

積読が溜まるが読む気力がそんなに湧かず。とはいえ、技術の準備は普段からしておきたいお気持ちだけは持っています。
そこで、自分の積読を解消する手段として輪読会を始めることにしました。

会の設計で大事にしたこと

自分の積読を解消することが大目的なので、始めから継続性を一番大事にして会を設計しています。
継続するためには負担を限りなく減らす必要があると考えました。何が負担かというと結局準備なんですよね。
準備は運営者にも参加者にもそこそこの負担を強います。
僕は他の輪読会にも参加したかったので、自分の運営する輪読会で負担を増やして結果どれにも参加しなくなるのは避けたい思いがありました。

この辺を考えて事前準備なしの会にしました。これなら関係者全員の負担が限りなく少なります。

初期の参加者

方向性を決めたとはいえ具体的なところは何も決めていなかったので、しばらくはトライ&エラーを覚悟し、それにつきあってくれそうな少数の人数に声がけしました。
僕の目的は隠さず伝えつつ、皆は自分のために有効活用してみませんか?という感じで声がけしています。

参加者が多い方が視点が増えるし盛り上がって良いのですが、型が定まっていない中で自分の負担を増やす行為は継続性を阻害することになります。

今も積極的に宣伝はしてないですが、参加したいならウェルカムというスタンスでやっています。

型が固まるまでに試したこと

音読会の型になるまでに試した施策は実は少なく、早い段階で今の型の原型に行き着きました。

当初は音読パートを黙読パートにしていました。各々が黙読してポイントをメモって、議論パートに突入的な。
読み切れない人が出たり、寝ちゃう人がでてきたので辞めました。

そこから音読にしました。その時は皆が音読して僕がポイントをメモることをやっていたのですが、メモるのが音読の速度についていけなくなったので辞めました。
あとで見直すことができるアウトプットを残すよりも、頭に軽くインデックスが作る方を重視した割り切りです。

書籍の決め方

せっかくなので、書籍の決め方も紹介します。

僕の積読解消が大目的なので、1冊目は僕が決めました。
2冊目以降は参加者の積読書籍も候補に入れて多数決で決めています。

4冊目を決める時はプレゼン大会にして決めましたが凄い盛り上がりました。
積読書籍をなぜ読みたいのかを熱い想いでプレゼンするので、全員「なんで読んでないんですか?」という質疑応答になったりして。

遊び要素強めですが、決めるプロセスに参加者が積極的に関与する機会を作るだけで、普段の会も安定してきます。

音読会のデメリット

気軽に始められるところがメリットだとして、デメリットも結構あると思います。

  • 議論の時間が少ない
  • 理解を深めにくい
  • ボリュームのある書籍は辛い
  • プログラミング系は難しそう
  • 多人数には向かないかも

多人数に関しては、毎回参加者数に応じてその場で少数のグループを何個か作っていけばいけそうな気がしています。
他は目的に合わせて考えていくしかないですね。

最後に

輪読会を継続するのはなかなか難しいと思いますが、一旦継続を目指して音読会にするのはありだと思います。
2022年は令和最新版の輪読会、音読会をはじめてはいかがでしょうか?

では良いクリスマスイブを!!

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