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Node-REDを使ってセンサーデータをCloudantに格納する

Last updated at Posted at 2015-04-22

センサーデータをデータベースに保管して、後から使いたいというケースがあるかと思います。Node-REDを使ってセンサーデータを受け取り、Cloudantに格納する手順についてまとめます。

前提

IBM Bluemix上でボイラープレート「Node-RED Starter」、または、「Internet of Things Foundation」がデプロイされていることとします。

作業の流れ

  1. Cloudantにデータベースを作成する
  2. Node-REDを使ってセンサーデータをCloudantに保管するフローを作成する
  3. Cloudantにデータが保管されていることを確認する

1. Cloudantにデータベースを作成する

Bluemixのダッシュボードより、Node-REDのアプリケーションをクリックします。
nodered-cloudant01.jpg

Cloudant NoSQL DBをクリックします。
nodered-cloudant02.jpg

右上にある起動をクリックし、Cloudantの管理コンソールを起動します。
nodered-cloudant03.jpg

Cloudant上にあるデータベースの一覧が表示されます。すでにnoderedというデータベースが存在していますが、これは、Node-REDがフローの格納などに利用するデータベースです。
ここでは、センサーデータ用に新規のデータベースを作成します。右上のAdd New Databaseをクリックします。
nodered-cloudant04.jpg

表示されるポップアップにデータベース名sensordataを入力しCreateをクリックします。
nodered-cloudant05.jpg

Cloudant上にセンサーデータを格納するためのデータベースを作成できました。

2. Node-REDを使ってセンサーデータをCloudantに保管するフローを作成する

Node-REDのフローエディターを使って、以下のフローを作成します。
nodered-cloudant06.jpg

以下の4つのノードを利用しています。

ノード 用途
ibmiot(入力)ノード nodered-ibmiot-input.jpg センサーデータの入力受付
functionノード nodered-function.jpg センサーデータの加工
Cloudant(出力)ノード nodered-cloudant-output.jpg Cloudantへのデータ格納
Debugノード nodered-debug.jpg センサーデータの加工結果確認

ibmiotノードの構成

ibmiotは、センサーシミュレーターを使用するように構成しています。

functionノードの構成

センサーデータにタイムスタンプを追加するスクリプトを埋め込んでいます。Node-RED小ワザ集小ワザ2. センサーデータを加工してタイムスタンプを追加するを参照してください。

Cloudantノードの構成

Cloudantノードの設定は以下のとおりです。

設定項目 内容
Service Bluemix上に作成されたCloudantのサービス名を選択します
Database Cloudantに作成したデータベース名であるsensordataを入力します
Operation insertを選択します。センサーデータだけを格納するため、**Only store msg.payload object?**にチェックを入れています。
Name ノードに付ける名前です。任意の値で問題ありません。

入力例は以下のとおりです。
nodered-cloudant07.jpg

(参考)サンプルフローのインポート

以下のJSONを、Node-RED小ワザ集小ワザ1. フローのインポートの方法を使ってインポートすることで、サンプルフローを復元できます。

[{"id":"a096f3c0.8b2af","type":"ibmiot in","authentication":"quickstart","apiKey":"","inputType":"evt","deviceId":"a910e6c629f2","applicationId":"","deviceType":"+","eventType":"+","commandType":"","format":"json","name":"Sensor Simulator","service":"quickstart","allDevices":"","allApplications":"","allDeviceTypes":true,"allEvents":true,"allCommands":"","allFormats":"","x":125,"y":114,"z":"56be2dc6.6f2e4c","wires":[["b35ec10c.df9bc"]]},{"id":"b35ec10c.df9bc","type":"function","name":"Convert Payload","func":"var getCurrentTime = function () {\n    var date = new Date();\n    date.setHours(date.getHours() + 9);\n    var d = date.getFullYear() + '-';\n    d += ('0' + (date.getMonth() + 1)).slice(-2) + '-';\n    d += ('0' + date.getDate()).slice(-2) + 'T';\n    d += ('0' + date.getHours()).slice(-2) + ':';\n    d += ('0' + date.getMinutes()).slice(-2) + ':';\n    d += ('0' + date.getSeconds()).slice(-2) + 'Z';\n    return d;\n};\n\nmsg.payload =  {\n    \"timestamp\": getCurrentTime(),\n    \"temp\": msg.payload.d.temp,\n    \"humidity\": msg.payload.d.humidity,\n    \"objectTemp\": msg.payload.d.objectTemp\n};\n\nreturn msg;","outputs":1,"valid":true,"x":326,"y":114,"z":"56be2dc6.6f2e4c","wires":[["2bd52b43.6ff1fc"]]},{"id":"2bd52b43.6ff1fc","type":"debug","name":"Check Output","active":false,"console":"false","complete":"payload","x":521,"y":114,"z":"56be2dc6.6f2e4c","wires":[]}]

フローのデプロイ

以上でフローの作成は完了です。フローエディター右上の nodered-cloudant08.jpg をクリックして、フローをデプロイします。

Cloudantにデータが保管されていることを確認する

フローをデプロイした時点から、Cloudantへのデータ保管が開始されています。保管されたデータを確認します。

Cloudantの管理コンソールに戻ります。
左メニューバーのDatabasesをクリックし、データベースの一覧を表示します。sensordataデータベースのデータ数(# of Docs)の値が増えていることが確認できます。
nodered-cloudant09.jpg

sensordataをクリックして、保管されたデータを見てみます。
右側に保管されているデータの一覧が表示されるため、どれでもいいのでidの部分の文字列をクリックします。
nodered-cloudant10.jpg

タイムスタンプとセンサーデータが保管されていることが分かります。
nodered-cloudant11.jpg

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