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Bashでssh接続時、接続先によってプロンプトの文字色/背景色を変える

Last updated at Posted at 2016-01-20

#何をしたいのか?
ssh接続先が複数あるとき、
マシンAだと思っていたらマシンBに接続していて、間違ってコマンド実行してしまった!
などのエラーをふせぐために、プロンプトの見た目を変えたい。

#結論
下記のようにシェルスクリプトを作成し、

ssh-change-prompt.sh
#!/bin/bash

if [[ "$@" == foo ]]; then
  ssh foo -t "export PS1='\[\e[32;40m\]\u@\h \W$\[\e[m\] '; bash --login"
elif [[ "$@" == bar ]]; then
  ssh bar -t "export PS1='\[\e[30;42m\]\u@\h \W$\[\e[m\] '; bash --login"
else
  ssh $@
fi

エイリアスを作成したシェルスクリプトに設定する。

alias ssh=/hoge/fuga/ssh-change-prompt.sh

設定後、シェルスクリプト内に設定した接続先へssh接続を行うと、
プロンプトの文字色や背景色が変更されている。

#詳細
##1,プロンプトとは
prompt.png
これ

ここで表示している内容は、PS1という環境変数で定義されている。
echo $PS1
で、内容を確認することができる。
prompt2.png

ここで、

特殊文字  意味
\u 現在のユーザのユーザ名
\h ホスト名のうち最初の `.' までの部分
\W 現在の作業ディレクトリのベース名
を意味している。
詳細は
https://linuxjm.osdn.jp/html/GNU_bash/man1/bash.1.html#lbCE
こちらを参考にした。

この環境変数PS1を書き換えることにより、
プロンプトを変更することができる。
##2,ローカルでプロンプトを変える
環境変数PS1を書き換えることで、プロンプトを変更することができる。
ここでは、プロンプトの内容は変えず、文字色や背景色だけを変更する。

export PS1='\[\e[30;42m\]\u@\h \W$\[\e[m\]' 

上記のコマンドで、プロンプトの文字色、背景色を変えることができる。
prompt3.png

色指定時の構文などの詳細については、
http://www.m-bsys.com/linux/echo-color-1
こちらを参考にした。

##3,ssh接続時、リモートマシンにコマンドを渡す

ssh foo -t "hogecommand'; bash --login"

hogecommandを実行した結果をログインシェルとして使い、それを
仮想端末で利用できるようにする。

##4, ssh接続時、接続先によってプロンプトの文字色/背景色を変える
2,3 を組み合わせてシェルスクリプトを作る。

ssh-change-prompt.sh
#!/bin/bash

if [[ "$@" == foo ]]; then
  ssh foo -t "export PS1='\[\e[32;40m\]\u@\h \W$\[\e[m\] '; bash --login"
elif [[ "$@" == bar ]]; then
  ssh bar -t "export PS1='\[\e[30;42m\]\u@\h \W$\[\e[m\] '; bash --login"
else
  ssh $@
fi

接続先fooでは、文字色がGreenで背景がBlack
接続先barでは、文字色がBlackで背景がGreen
となるように設定する。

このシェルスクリプトへエイリアスを設定し、ssh接続先に実行することで、
接続先によってプロンプトの文字色/背景色を変えることができた。

#補足
・リモートマシンの.bash_profileなどにPS1の設定を書いておけば、ローカルでシェルスクリプトを作成したり、エイリアスを設定しなくてもよい。今回この方法で行ったのは、リモートマシンの.bash_profileを変更したくなかったため。

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