ユーザの確認方法とは?
catコマンドの利用
# cat /etc/passwd
root:x:0:0:root:/root:/bin/bash
bin:x:1:1:bin:/bin:/sbin/nologin
:
:
test:x:1001:1001::/home/test:/bin/bash
上記のようにただcatでファイルの中身を見ると無数のユーザーが表示されてしまうので、表示したいユーザーのみ表示して確認します。
ピンポイントで確認するときは、パイプ「 | 」でつなぎ、grepコマンドを利用します。
※/etc/passwdファイルは参照するのみで書き込みはしません。
# cat /etc/passwd | grep test
test:x:1001:1001::/home/test:/bin/bash
以上が確認コマンドです
ユーザーの追加方法
useraddコマンドを利用し、catコマンドで追加されたことを確認します。
[定型文]
# useradd 追加するユーザー名
[使用例]
# useradd test
# cat /etc/passwd | grep 追加したユーザー名
ユーザーの削除方法
-rオプションによりhomeディレクトリごとまとめて削除できます。
削除した後、catコマンドにて削除されたことを確認してください。
# userdel -r ユーザー名
# cat /etc/passwd | grep 削除したユーザー名
パスワードの設定をしたい場合
[定型文]
# passwd 設定したいユーザー名
[使用例]
# passwd test
ユーザー testのパスワードを変更。
新しいパスワード:
新しいパスワードを再入力してください:
passwd: すべての認証トークンが正しく更新できました。
ユーザーの設定変更をしたい場合
[定型文]
# usermod オプション ユーザー名
[使用例]
# usermod -L test
オプションの例は下記の通りです。
オプション | 説明 |
---|---|
-a | 副グループを変更する |
-c | コメントを変更する |
-g | 主グループまたはグループ番号(GID)を変更する |
-G | 副グループを変更する |
-u | ユーザー IDを変更する |
-o | 既存のユーザー番号(UID)と同じ番号にユーザーを変更する |
-d | ユーザーの作業用ディレクトリを変更する |
-m | ホームディレクトリの内容を移動する |
-e | ユーザーの有効期限を変更する |
-f | パスワードの有効期限が切れた後のユーザーのアカウントの有効期限を変更する |
-L | ユーザーをロックする |
-U | ユーザーのロックを解除する |
引用
Linuxユーザー一覧の確認と、/etc/passwdファイル項目
usermodコマンド
以上がユーザ設定方法です。
最後までお読みいただきありがとうございました!