背景
・スクール講師のお誘いを受け、受講管理アプリのプロジェクトに参画し、主にバックエンド(Laravel)の実装を担当しました。
・フロントエンド(React/Next.js)の一部機能開発も担当しています。
初めに
・初めて実務案件に参加してみて、 「タスクをこなす前の準備」 がとても大事だと実感しました。
・特にチーム開発では、指示された機能をただ実装するだけではなく、
①全体の構成や設計意図を理解する
②他メンバーのタスクや進め方を把握する
③修正時の影響範囲を調べる
といった段取りを意識しないと、品質を落としたり、チーム全体に迷惑をかけてしまいます。
タスクを進める前に実践したこと
✅ 1. 全体構成と実装方針を把握する
・ルーティングからControllerをたどり、処理の流れを確認
・Controllerのロジックやコメントの書き方、ルールを把握
・依存しているService、Policy、DTOなどを確認
・既存のコード規約を前提に、プロジェクト特有の書き方や設計意図を理解する
目的
単に自分が動かせるコードを書くのではなく、プロジェクト全体に調和し、保守性を損なわない実装を行う。
✅ 2. 依存関係・共通処理を整理する
・既存の共通処理やモデル内メソッドを把握
・依存関係を洗い出し、自分用メモとしてNotionで整理
・どこを直すとどこに影響するかを可視化し、修正時の調査コストを削減
・Pull前などにも再確認を徹底し、影響調査を習慣化
目的
「動けばOK」ではなく、影響調査込みで品質を担保する。
✅ 3. チームタスクを把握する
・Jiraで他メンバーのタスク内容・進捗を確認
・自分の作業が他のタスクにどう影響するかを意識
・毎回実装前に、Pullや作業開始前に再度確認を行う
・タスク着手前に調整ポイントを洗い出し、コミュニケーションを取る
目的
ブランチ更新時のコンフリクトや手戻りを減らし、チーム全体の生産性を高める。
✅ 4. 振り返りの習慣をつける
・その日の実装内容・成果・課題を必ずまとめる
・反省点を言語化し、次回の改善に活かす
・自分用のチェックシートを作り、ケアレスミスを減らす取り組み
目的
やりっぱなしにせず、再現性をもった成長をする。
反省点
・影響調査用にまとめたドキュメントを、自分用だけで終わらせてしまい、チーム全体に積極的に共有できなかった
・今後は背景や意図も含めて共有し、認識合わせをリードできるようになりたい
まとめ
・この案件を通じて 「タスクをこなす前の準備」 の重要性を痛感しました。
・全体構成の把握や影響範囲の整理、チーム内での認識合わせといった地味だけど重要な準備が、品質を守り、チームの工数を減らす鍵になると感じています。
今後も段取りを意識した開発姿勢を大切にしていきたいです。
また、自分の学びの整理も兼ねてまとめました。どなたかの参考になれば嬉しいです。