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[IDMC]Sourceをパラメータ化して実行時に動的指定する

Last updated at Posted at 2023-02-02

はじめに

Informatica Intelligent Data Management Cloud(IDMC/旧称IICS)でのちょっとしたTipsを纏めていきます。日々の活動の中で検証した結果記録であり、忘れやすい自分のためのメモですが、少しでも皆様のお役に立てればと思い公開していきます。記述方法など試行錯誤しており随時更新するかもしれません。

この記事のゴール:IDMC データ統合における Sourceデータオブジェクトのパラメータ化手段が解るようになる

共通のデータ連携処理を作り、データソースに当たるファイル・テーブルなどを実行時に動的指定したい場合があると思います。IDMCのデータ連携ではパラメータを利用して実行時に動的にソースデータを指定する事が出来ます。その具体的な設定例をメモしておきます。接続自体のパラメータ化は今回は扱いません。

尚この記事の内容は、R41 で検証しています。

具体的な手順

まずは普通に加工変換を含めたマッピング全体を作成し動作確認を行い、最後にソース部分をパラメータ化します。必要に応じて元マッピングをコピーして編集するのも良いですね。何かあったときのため元ネタを残しておく方が安心です。

今回の対象マッピングはこちら。先日の記事で作成したGoogle Big Queryへのデータ投入処理です(動作確認済み)。このマッピングのSourceとなるファイル名をパラメータ化して行きましょう。
image.png

1. ”入力パラメータ”を作成

パラメータパネルを表示させ、”入力パラメータ"の新規追加(+ボタン)をクリック。
image.png
表示される”新規入力パラメータ”ダイアログでパラメータを作成します。以下の箇所を設定します。

  • 名前:パラメータ名。
  • タイプ:データオブジェクト を指定します。
  • 実行時にパラメータのオーバーライドを許可する:チェック ・・ 実行時にパラメータを上書き可能にします。
    image.png

2.Sourceトランスフォーメーション の ソースをパラメータ化

Sourceトランスフォーメーションのソースプロパティで、以下のように作成したパラメータを読み込むように設定変更します。
image.png

マッピングで必要な設定は上記まで。このマッピングを実行するマッピングタスクを作成します。

3. マッピングタスクの設定

マッピングでSourceデータをパラメータ化した為、マッピングタスクでは実行時のSourceデータを指定するタブが表示されます。
image.png

まずはデフォルトで利用されるSourceファイルを指定します。実行時に上書きできるのでここのデータは仮指定のような形となります。
image.png

上記まで設定すればマッピングタスクとして保存でき、完成となります。

(補足)パラメータを指定して実行してみる

パラメータを動的に指定して実行する手段はいくつかありますが、今回はタスクフローにしてRestWebServiceとして実行してみました。
詳細は割愛(別途記事にするか検討中)しますが、、

こんな感じ↓に、入力フィールドにパラメータ用の文字列を受け付けるタスクフローとして、
image.png
データタスクに今回作成したマッピングのマッピングタスクを設定し、、入力フィールドで作成したin_srcfilenameを渡すようにしています。
image.png

保存し、パブリッシュして、発行されたサービスURLをコピーした後、
image.png
そのURLをブラウザから呼出、実行してみます。そのときにパラメータとしてソースファイル名を渡します。
image.png

CAR_SALES_202303.csv と言うファイル名を指定して実行します。モニタで確認すると無事成功しました。よかった。
image.png

以上、検証結果を記述してみました。何かのお役に立てば幸いです。

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