この記事では以下2点について記述しています。
①HomebrewをWSLにインストールする方法
②Docker(既にローカルにインストール済)をWSL上でも使用出来る状態にする方法
ローカルにインストール済のDockerをWSL上で使用する際に詰まったので+αとして記載させていただきます。
※WSL2の環境構築はこちらをご参照下さい。
【Homebrewについて】
ここで簡単にHomebrewについて解説させていただきます。 Homebrewとはアプリの管理ツールです。 インストールする事でbrewコマンドが使用出来るようになります。 brewコマンドで何かアプリをインストールすると他に必要なアプリやライブラリも一緒インストールしてくれます。HomebrewはMacOSとLinuxOSに対応しています。
WindowsOSはWSL上インストールする必要があります。
※WindowsOSはHomebrewをWSL上でしか使えません。
【Homebrewをインストール】
■こちらからHomebrew本体をインストール WSL上で実行します。■下記コマンドを入力してpathを通す。
※testコマンドは特定のファイルが存在するかを判定するコマンド
test -d ~/.linuxbrew && eval $(~/.linuxbrew/bin/brew shellenv)
test -d /home/linuxbrew/.linuxbrew && eval $(/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/brew shellenv)
test -r ~/.bash_profile && echo "eval \$($(brew --prefix)/bin/brew shellenv)" >>~/.bash_profile
■下記コマンドで「.profile」にもpathを通す
この状態だとUbuntuからログアウトすると再度pathを通す必要がある為下記コマンドを入力します。
echo "eval \$($(brew --prefix)/bin/brew shellenv)" >>~/.profile
※自分の場合、Ubuntuからログアウトすると再度pathを通す必要があったのですがWSLのdefaultユーザ設定をインストールしたユーザに設定する事で何故か解消しました。
ubuntu config --default-user hoge
【DockerをWSL上で設定】
ここでは+αの部分としてDocker(既にローカルにインストール済)をWSL上で使用出来る状態にする方法について記述します。
※前提:
・Docker Desktopがローカルにインストールされている事
■WSL上で使用出来る状態にする方法
・設定画面を開く
・ResourcesのWSL Integrationを開く
・Ubuntuを有効にする
・「Apply&Restart」を押下
※wslにdockerをインストールするコマンドは下記
curl https://get.docker.com | sh
以上