CentOS 6.5/postfix/Dovecot 2.0.9/Cyrus SASL の環境から CentOS 7/postfix/Devecot 2.2.10/Dovecot SASL を移行しようとして若干はまったので備忘録。
- /etc/dovecot/conf.d/15-mailboxes.conf の設定かファイル自体の削除が必要。2.0.9 と同じように動かしたいなら namespace を明示的に指定するか、ファイルそのものを削除する。今回はとりあえず削除して動いた。
- これ自体は 2.0.x から 2.1 のnoteに書いてある : http://wiki2.dovecot.org/Upgrading/2.1
- CentOS 6.5/postfix/Dovecot 2.0.9/Cyrus SASL で構築した際は Cyrus SASL で設定するので
testsaslauthd/sasldbusers2
コマンドなどで諸々設定を確認した。CentOS 7/postfix/Devecot 2.2.10/Dovecot SASL だと https://blog.apar.jp/linux/3979/ にあるようにsmtpd_sasl_type = dovecot
で指定できる。(その場合他の設定も諸々必要になる。)- ただし Cyrus SASL を使わない場合もれなく
testsaslauthd/sasldbusers2
などのコマンドも使えないので、IMAP の疎通確認などは telnet を使う原始的な方法になった。他の方法があれば知りたい・・・。 - dovecot の詳細ログは http://qa.atmarkit.co.jp/q/2683 で紹介されている
auth_verbose = yes
とauth_debug = yes
を/etc/dovecot/dovecot.conf
に指定すると/var/log/maillog
に出力される。 - この設定のおかげで postfix の
mynetworks
の設定を修正できた。(127.0.0.1/8
などの設定はpostfix test
は通ってしまうようだったが、実は間違いだった。postconf -e 127.0.0.0/8 ...
などに修正して postfix 再起動で動いた。-
postconf -e
でコマンドラインから設定できるのも地味に役立った。 - postfixでSMTP送信時「Temporary lookup failure」エラーの原因 も参照した。
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- ただし Cyrus SASL を使わない場合もれなく
Reference
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