はじめに
5/11にGoogleからPhotorealistic 3D Tilesの実験的リリースが発表されました。
これにはジオ界隈でも大きな話題になっています。
現在は無料で使えるとのことなので、使ってみたいと思います。
Photorealistic 3D Tilesとは
Googleが提供している3D Tilesです。
CesiumJSやdeck.glなどのマップライブラリを使ってレンダリングできます。
Google Earthと同じ3Dマップソースを使用しています。
対象は日本を含む49カ国、2500以上の都市です。
執筆当時では、Map Tiles APIを通じて無料で試すことができます。
タイル リクエストは 1 日あたり最大 250,000 件までになります。
これを超えた場合は、課金ではなくタイルリクエストを受け付けなくなるようです。
Google Maps Platform APIキー取得
すでに持っている場合は飛ばしてください。
私は持っていなかったので新規登録しました。
料金
Google Maps Platformでは、1か月あたり$200の無料利用枠があります。
これを超えると料金が発生します。超えそうになった時にアラートを設定できるので、必要であれば設定しましょう。
手順
以下のサイトを参考にAPIキーを取得します。
マップライブラリを使った表示手順
画面キャプチャはGoogleMapsのガイドライン的にNGっぽいので、貼れません。
ご自分の環境で楽しんでください!
Cesiumで表示
以下のサイトのサンプルコードを使います。
Cesiumでは地図の操作にマウスが必須です。
deck.glで表示
以下のサイトのサンプルコードを使います。
おわりに
3Dの地図といえばProject PLATEAUの3D都市モデルが有名ですが、今回GoogleがPhotorealistic 3D Tilesをリリースしたことで、ユーザが流れそうな予感がしました。
PLATEAUデータはデータ更新の頻度が自治体に依存していますが、Googleの場合は更新頻度も高そうなので魅力ですよね。
とはいえ、実際に触ってみると、Googleのほうはゴミっぽいオブジェクトが多く、この点はPLATEAUデータに軍配が上がりそうです。
PLATEAUデータはLODを使い分けることができるのもメリットですよね。
今後の動向に期待です。