AWSのTシャツが貰えるらしい
AWS公式にて開催されている、Amazon Q Developer for CLI を使ってゲームを作り、それについてブログを書くとTシャツが貰えるキャンペーン。
なんと、6月30日まで延長!という事で、今更ながらやってみました。
早速作ってみる
今回は"AWSのサービス名"を入力するタイピングゲームを作ってみる事にしました。
Ubuntu の開発環境に予めインストールしておいた Amazon Q Developer for CLI を起動します。
起動コマンドは q
1文字だけで分かりやすいですね。
起動したら、作りたいゲームの内容をプロンプトとして入力します。
今回は開発環境や動作環境の構築が不要な、ブラウザ上で動作するゲームを作ってもらう事にします。
早速、ゲーム画面の HTML を作ってくれました。
ファイルの書き込み(保存)の許可を求められるので、t
(trusted) を入力し Enter。
これで、続けて作られる CSS, JavaScript のファイルも自動的に保存されます。
ゲームが完成したようですね。
ゲームの内容や特徴、開始方法まで丁寧に教えてくれました。
早速プレイしてみます!
…プレイはできるのですが、出題されたテキストと、入力したテキストが重なっていて、とても見づらいですね…。
これも Amazon Q に修正させたいと思います。
ゲームに問題がある事を伝えると、先ほど作成したファイルを読み込んで修正を行ってくれます。
修正が完了したようです。
修正内容とファイルの差分を出力してくれます。
修正後のファイルでゲームを起動してみると、出題テキストと入力テキストが分かれて表示されるようになりました。成功ですね!
作成されたファイルにはコメントも入っていて、人力での修正の際にも迷わなくて済みそうです。
無料でここまでできる
Amazon Q Developer for CLI を利用して、1文字たりともコードを書くことなく、ブラウザゲームが作れてしまいました。
ファイルの作成や修正も(許可を与えれば)勝手にやってくれ、コピペすらしなくて良いとは…衝撃です。
裏側では Claude 4 Sonnet なる高性能なモデルが動いているとのこと。
Amazon Q Developer には無料利用枠が設定されており、AWS Builder ID(AWS認定試験に申し込む時のアカウントですね)でログインすることで、ここまでの事ができてなんと無料!!
さらにガッツリ活用できる有料プランは月額19ドル(2025年6月現在)。AWSクレジットも充当可能なので、余っていれば有料プランも良さそうです。
今回はブラウザ上で動作する簡単なゲームを試してみましたが、ちょっとした作業ツールやWebページも作れちゃいます。
CLIが動作する環境の準備やインストール等のハードルはあるかもしれませんが、1文字もコードを書かずにこれだけのものが作れてしまう。
プログラミングをしたことが無い人にもぜひ試して欲しいなと感じました。