はじめに
結婚相談所Vi-tuber marriageの代表の浅羽菜摘です!
今回は本業データエンジニアである私(過去に広告業界やマーケティング領域でのキャリアあり)が2025年最新のユーザーの情報収集行動に合わせて自社のホームページやnote記事などをヒットさせていくために試していることを書いていこうと思います。
SEO対策って言うけど、あなたまだ検索エンジン使って調べものしてます?
ホームページを公開してから、よく弊社にSEOの会社様から営業がかかってきます。
「御社のホームページ全然Google検索にヒットしませんよ」
「うちならGoogle検索にヒットさせるお手伝いができますよ」
などなど。
でも、よく考えてみてください。
その手に持っているAndroid又はiPhoneで、1日にGoogleやYahoo!などの検索エンジンを使っているのは何時間ですか?
今はもう一次検索ツールがYouTubeだったり、TikTokだったり、chatGPTだったりしませんか?
試しにホームページを公開する前の自分のスマホの利用時間を見てみました。
TikTokの閲覧時間が全体の20%でしたね。(68分)
Xの閲覧時間は全体の18%位でした。(49分)
それに対して、Chromeの利用時間は2%(6分)でした。
これは私の一例ですが、あなたのAndroid又はiPhoneもこんな感じだったりしませんか?
そんな時代に合わせて、弊社はYouTubeやTiktok、Instagram、LINE VOOMに動画を投稿したり、noteに記事投稿をしているんです。
つまり自社のホームページを検索でヒットさせることに無駄な力とお金を割いている時間がないんですよ。
しかもSEO対策っていくらやっても今って検索エンジンで調べたらAIによる要約が一番上に来たりしますよね。
そう、SEO対策を頑張って1位表示を取ったところで、AIによる要約に入っていない情報はもう負けているんです。
なので、AIによる要約に入る・chatGPTちゃんに参照してもらう!
そういう工夫をしていくのがこれからの時代に合っているよね、という話です。
前置きが長くなりましたが、そのための設定についてわかりやすくWordPressで作ったサイトを例にして紹介したいと思います。
目次
はじめに
近年、AIによる検索結果生成が普及し、従来のSEO対策だけでは訴求力を維持しづらくなってきました。LLMO対策は、Large Language Model(LLM)に自社サイトの情報を適切に届ける新たな施策です。本記事では、LLMO対策の概要と、WordPress環境でllms.txt
を自動生成・反映する具体的な設定方法を解説します。
LLMO対策とは
LLMOは、LLM(大規模言語モデル)に対して自社の情報を適切に届けるための最適化施策です。今後、検索エンジンの役割が「探す」から「答える」へとシフトする中で、企業のウェブ戦略においてLLMO対策は重要性を増しています。
llms.txtとは何か
llms.txt
は、AIシステムがサイトの主要コンテンツを効率的に解析できるように支援する構造化されたMarkdownファイルです。サイトのルートディレクトリ直下に配置し、H1~H2見出し、URLリスト、要約などを記述して、LLMに対して優先的に参照してほしいコンテンツを明示できます。
### llms.txtの基本構造例
# サイト名
> このサイトは最新の開発情報を提供し、エンジニアの学習を支援します。
## 主要記事
- https://example.com/posts/intro-to-llmo
- https://example.com/posts/advanced-seo-guide
## お問い合わせ
- https://example.com/contact
WordPressでの自動生成方法
プラグインを利用する方法
Website LLMs.txtプラグイン
- プラグインファイルを
/wp-content/plugins/website-llms-txt
にアップロードし、有効化。 - 管理画面の「設定」→「LLMS.txt」から生成対象(投稿・固定ページなど)を選択し、保存。
-
https://your-site.com/llms.txt
が自動生成・公開される仕組みです。
このプラグインはサイトの公開URLを自動収集し、LLM向けに最適化されたテキストファイルを生成します。 citeturn1search0
LLMs.txt Generatorプラグイン
- プラグイン検索で「LLMs.txt Generator」をインストールし、有効化。
- 「設定」→「LLMs.txt Generator」画面で、投稿タイプの選択やキャッシュ方式、更新間隔(月次/手動)などを設定。
- 「更新」ボタンを押すと
/llms.txt
が再生成されます。 citeturn1search1
手動での実装方法(functions.php)
プラグインを使わずテーマ側で実装する場合、functions.php
に以下のコードを追加します。
// 1. llms.txt用のリライトルールを追加
function add_llms_rewrite() {
add_rewrite_rule('^llms\.txt$', 'index.php?llms=1', 'top');
}
add_action('init', 'add_llms_rewrite');
// 2. クエリ変数を追加
function add_llms_query_vars($vars) {
$vars[] = 'llms';
return $vars;
}
add_filter('query_vars', 'add_llms_query_vars');
// 3. llms.txtを出力
function output_llms_txt() {
global $wp_query;
if (isset($wp_query->query_vars['llms'])) {
header('Content-Type: text/plain; charset=utf-8');
// サイト情報ヘッダー
echo "# " . get_bloginfo('name') . "\n\n";
echo "> " . get_bloginfo('description') . "\n\n";
// 投稿一覧
$args = ['post_type' => ['post', 'page'], 'post_status' => 'publish', 'posts_per_page' => -1];
$posts = new WP_Query($args);
echo "## 投稿一覧\n";
foreach ($posts->posts as $post) {
echo "- " . get_permalink($post) . "\n";
}
exit;
}
}
add_action('template_redirect', 'output_llms_txt');
// 4. 設定→パーマリンク設定画面で「変更を保存」をクリックしてリライトルールをリフレッシュ
-
add_rewrite_rule
で/llms.txt
へのアクセスをindex.php?llms=1
にルーティング -
template_redirect
フックでテキスト出力 - コード追加後は「設定」→「パーマリンク設定」で保存し、リライトルールを反映
注意点
- キャッシュプラグインを利用している場合は、
/llms.txt
キャッシュをクリアしてください。 - プライベート投稿は含まれないよう
post_status => 'publish'
に設定しましょう。 - 内容更新後はプラグイン設定画面や手動リライトフラッシュを忘れず実行してください。
まとめ
本記事では、LLMO対策としての llms.txt
の概要と、WordPressでの自動生成方法を紹介しました。プラグイン利用が簡易ですが、独自要件がある場合は functions.php
を活用したカスタム実装も有効です。AIによるコンテンツ利用が拡大する中、サイトの価値を正しく伝えるためにも llms.txt
の活用をぜひ検討してください。
ただし、これらの設定をしても即時反映されてはいなさそうです。chatGPT有料版なら割と即反応してくれてそうでしたが、無料版の場合はモデルが古いし最新の情報を拾ってこないようになっているっぽいので今設定して今日中にヒットさせるというのは基本難しいと思った方が良いです。
でも、だからこそ一秒でも早いLLMO対策が必要ですよね。
無料なんだから、今すぐにやりましょう。
執筆者経歴
2014年 9月 国立大法学部首席卒
2014年 8月~10月 KDDIコールセンター勤務
2014年11月~2015年3月 ソフトバンクモバイル店舗販売員
2015年 4月~2017年9月 公共系のSIerにてシステムエンジニア(プロダクトオーナー)
2017年10月~2018年12月 データアナリスト(ゲーム・広告)
2019年 1月~2020年4月 機械学習エンジニア
2020年 5月~2023年4月 NTT系列データサイエンティスト(プロジェクトマネージャー)
2023年 5月~現在 データエンジニア
2024年12月 TikTok配信者日間ランキング57位(ゲーム実況Vライバー)
2025年 2月~ 結婚相談所Vi-tuber marriage開業