【TypeScript】 Parameter Propertieを使ってclass作成を効率化する

はじめに

TypeScriptのクラス作成を学習していて、Parameter Propertiesという機能を知りました。従来のクラス定義方法と比較し、Parameter Propertiesの利点を備忘録としてまとめます。

クラス（class）定義作成方法

フィールド定義＋コンストラクタでフィールドを初期化

クラス内で以下の定義を行います。
・ フィールド
・ コンストラクタ

実際にクラスからオブジェクトを作成する場合（インスタンス化）、引数に値を設定することで作成可能です。

todo.ts

export class Todo {
  // フィールド定義
  public id: number;
  public title: string;
  public done: boolean;
  public created_at: string;

  // コンストラクタ
  constructor(id: number,  title: string, done: boolean, created_at: string) {
    this.id = id;
    this.title = title;
    this.done = done;
    this.created_at = created_at;
  }
}

// インスタンス化
const newTodo = new Todo(1, "title", true, "20250330");
console.log('newTodoだよ', newTodo);

個人的に感じたフィールド定義でクラス定義した場合のメリット・デメリット
メリット：フィールドを最初に定義するので、どの値を定義したクラスかわかりやすい
デメリット：冗長する

Parameter Propertiesで定義する

コンストラクタの引数に、アクセス修飾子をつけることで、フィールドを自動で定義してくれます。
TypeScriptのParameter Propertiesという機能を使うことで冗長化しない

todo.ts

// クラスの作成
export class Todo {
  constructor(
    public id: number,
    public title: string,
    public done: boolean,
    public created_at: string,
  ){}
}

// インスタンス化
const newTodo = new Todo(1, "title", true, "20250330");
console.log('newTodoだよ', newTodo);

おわりに

Parameter Propertiesの定義方法は最初どういこと？となりました。
使い方を理解した後はこちらのほうが簡潔でわかりやすく記載できるなと感じました。

参考