初めまして!株式会社ワクトに2024卒として入社したありありです!
今回ご縁があり、新卒ながらQiitaアドベントカレンダーに参加させていただくことになりました!そこで、折角なら新卒しか書けないテーマがいいと思い、今回「新卒入社で実感した大切な3つの力」というテーマで書かせていただきました。
自分にとっては初めての投稿になるので、温かい目で読み進めていただければと思います...
1.はじめに
まずは私が入社したワクトの紹介です。
ワクトは「ワクワクするビジネスで世界を魅了する」を目標に、SES・請負・自社サービスを展開する会社です。
そんなワクトに入社を決めた理由は「ワクトの自社サービスの環境がエンジニアとしての目標を叶えられるから」です!
就活当時から私は「多くのユーザに認知、利用されるようなシステムを企画・実装する仕事がしたい」という目標を持っていました。
ワクトには、先輩後輩混合チームで新規自社サービスの企画が立案できるグループワークがあったり、新卒のみで新規自社サービスの企画立案・実装ができる勉強会があったりなど、自分の目標を達成するのにドンピシャだったんです...!
このような理由でワクトへの入社を決め、いざ実務へ。
ところが...
何もできない...あれもこれも全て先輩頼りに...
正直な話、こんなに何もできないとは思っていませんでした...
今回はこんな何もできない自分がエンジニアとしての目標を達成するために感じた、「新卒入社で実感した大切な3つの力」について話していこうと思います。
2.新卒入社で実感した大切な3つの力とは
社会人たるもの「結論ファースト」、ということで早速。
私が新卒入社で実感した大切な力は「文章に起こす力」「言葉で伝える力」「学び続ける力」の3つです!
もちろん、エンジニアたるもの技術力は不可欠だと思います。私自身、入社までに最低限の技術力は培ったつもりです(「つもり」ですが...)
ただ技術力はあくまで前提条件、これに加えてこの3つの力が必要だったのです。
学生時代の自分には、この考え方が全くありませんでした。
ここからは、「文章に起こす力」「言葉で伝える力」「学び続ける力」がなぜ必要だと実感したのか、実体験をもとに書き連ねていきます。
3.文章に起こす力
まずは「文章に起こす力」の必要性についてです。これがあれば、過去に行った業務を意図を含め振り返ることができるからです。
業務では、完了した作業の妥当性がすぐに判明するものとそうでないものがあります。
前者であれば万が一何か不備があった場合でも、作業当時の記憶が多少なりとも残っているので、原因の究明や他に似た不具合が発生しないかといった水平展開が非常にやりやすいのです。
しかし後者だと、作業完了から時間が経っているため当時の記憶がほとんどありません。すると、何が原因かを一から調査し、他に影響がないか作業内容全体を見返すことになり二度手間、三度手間になってしまいます。
「文章に起こす力」を持てば、たとえば上記のような問題は業務の合間合間で手順書を作成することで解決できるようになります。
どのような意図をもって改修したのか、改修前後で何が変化したのかなど詳細な情報を書き留めておくことで、当時の記憶がなくても不具合への原因究明がやりやすくなるのです。
自分も手順書の作成など、後になっても振り返ることができるように資料を整えてはいました。しかしレビューには、「自分以外にも伝わるような文章にして欲しい」といった指摘を多くもらいました...
また業務は複数人で長期間にわたって進めるため、メンバーや後継者に対しても自身の作業内容を残しておく必要があります。このような場合にも「文章に起こす力」が役立ちます。
4.言葉で伝える力
次に「言葉で伝える力」の必要性についてです。学生までの個人開発と異なり業務は集団での作業になるため、重要です。まあ、これに関してはどの力にも繋がってきますが...
・業務に行き詰まったらどうしますか?
・周りから自身の進捗を聞かれたら?
1つ目に関しては、もちろんネット上での検索やドキュメントを調査すると思います。ただそれでも分からなければ、頼りになるのがメンバー。
そんなメンバーに対して聞きたいことがある時、自分が今何をやっていて何を聞きたいのか、大まかな情報を伝え現状と疑問点を分かりやすくメンバーに理解してもらう必要があります。
2つ目もそうですが、特に出社して業務をしているとこういった情報を素早く言葉で伝えなければならない場面があります。そんな場合に重宝するのが「言葉で伝える力」です。
元々私自身の性格として、とりあえず聞いてみるが台頭してしまっているため、あまり整理しないまま自身の疑問点や考え方をぶつけてしまっていました...
「言葉で伝える力」をものにできれば、意思疎通の質が向上し集団で作業を行うメリットを最大化する事ができるのです。
5.学び続ける力
最後に「学び続ける力」の必要性についてです。これはエンジニア業界全体として、日々技術革新が行われ新たな知識を吸収していかなければいけないという意味でこの言葉を使用する人が多いと思います。しかし私が伝えたいのは、このような新たな技術だけでなく、自分がすでに習得した技術やすでに廃れてしまった技術に対しての「学び続ける力」です。
すでに習得した技術に関して言えば、私は学生時代、Pythonをメインに開発を行っていました。講義の課題や個人開発もPythonが6割くらいを占めていました。
しかし、入社後の研修や今の業務ではJava一本で行っています。業務のためにJavaを学ぶわけですが、時間外での勉強時間をおろそかにしていたため Java以外の知識がマルッと抜け落ちていました...
それに気づいたのが、別業務にて行なっていたスクレイピングを用いた自動予約システムの作成で、これをPythonで作ろうと決めた時でした。
プログラミングから離れていたわけではないので、コードの処理を追うことはまだできました。それでも基本構文のちょっとした違いやモジュールの使い方など、細かい部分で以前はすらすら使えていたものが、いちいち調査を挟むような状況になっていたのです。
これの何がまずいかと言うと、このような状態でもスキルシートには経歴として残ってしまうのです。今はまだ数ヶ月程度しかPythonから離れていなかったためこの程度で済んでいますが、このまま何年も経過していたらと思うと…想像がつきません...
廃れた技術に対しての「学び続ける力」の必要性も説明します。
私は大規模交通システムの改修を行っているのですが、国を代表するような大きなシステムにも関わらず、とても古いバージョンのJavaを使用していたり、装置類も今では見ないような構成になっていたりとある意味驚きの連続でした。
そのため、しばらくはこうした状況に慣れる時間が必要でした。
そんな技術への調査は参考文献が少なかったり、あっても画面や設定項目が古くて実践投入までに時間がかかったりと、新たな学びになったのはいい思い出ですw
こういった面からも、新しい技術だけに飛びつくのではなく、自分が習得した技術やレガシーな技術に対してもポジティブに向き合い「学び続ける力」をつける必要があると実感しました。
6.今実践している事
ここまで、私が新卒入社で実感した大切な力について書いてきました。
これらの実感を踏まえて、今私は何を意識して業務に取り組んでいるのかを書いていきます。
必要なものを色々あげるとキリがないのと、多くのことを一度にやろうとすると結局何もできなくなってしまいそうなので、それぞれの力に対して1つずつ実践していることをまとめてみました。
「文章に起こす力」:文章化するフォーマットを作成することで伝える事に対してブレが発生しないようにすること
「言葉で伝える力」:結論、5W1Hを整理し、相手に簡潔に伝えること
「学び続ける力」:短時間でも定期的に知識の呼び戻しを行い必要に応じて背景事情について調査すること
以上3点が、今意識していることになります。特に「文章に起こす力」については、日報を書く際、業務で得た知識や能動的に取り組めたかどうかなど、6つの評価項目を設定しています。それをもとに自己評価を行い、日々の経験を忘れないように書き残すよう心がけているのですが、その内容から今回アドベントカレンダーへの招待をいただくという成果に繋げることができました。
私自身はまだまだと思っていても、それがしっかりと評価されたことがとても嬉しく意識してよかったと心から思いました...
とはいえ、意識していても効果的に発揮されない場面もまだまだあるため、あまり固定化せずに状況に応じた変更を加えていけたらと思います。
7.今後の目標
はじめに記載した通り、私のエンジニアとしての目標は「多くのユーザに認知、利用されるようなシステムを企画・実装する」ことです。
この目標はあくまでも最終目標であり、これを達成するためにもいくつかの小さな目標があると考えています。
そのため、まずは今実践していることを定着させ「齟齬がないように意見を伝え、先輩や同期からも頼られる人物になる」をまずは目標に頑張っていこうと思います!
8.おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました!同じ新卒やこれから同じような会社を目指す人たちのお役に立てれば幸いです...!
今回、いろいろな方にご協力をいただき無事に書き切ることができました...またこの執筆を終えて改めて自分には何が課題なのか、目標は何なのかを整理する機会にもなり、とても有益な機会になりました!
改めて、ご協力いただきありがとうございました!!
そして、また記事を書く際もよろしくお願いします...!