あ、自分のこともかもと思った方へ
安心してください、僕もです。
はじめに
実は最近、**React ** を利用してタスク管理アプリを作る機会がありました。
初めての技術で、たくさんの記事を参考にしたのはもちろん、AIも駆使して開発を進めました。
そこで自分的にAIを使う際にこれアブナイというか気を付けた方がいいのでは?
と思ったポイントがあったので
その経験を踏まえ、この記事では
「AIを利用した実装で気を付けたほうが良いポイント」
を共有します。
これからAIを使って実装を進めようとしている方の参考になれば幸いです。
1. AIとの壁打ちをやめるべきタイミングについて
こんな時ありませんか?
- AIが仕様通りのコードを出力してくれない…
- 出力が似たり寄ったりで前に進まない…
こういう場合、大体以下の 2つの原因 に行き着きます:
- 自分のインプット不足
-
伝え方が悪い
※ただし、これらは独立しているわけではなく、1が原因で2が発生することがほとんどです。
AI壁打ちをやめるべき指標
次のような状態に当てはまる場合は、一度AIの使用を控えることをおすすめします。
■ 自分で「何をしたいのか」を説明できない
- コード仕様をコピペするだけではNG。
- 自分の言葉で何をしたいか説明できることが大事です。
- 結局検索キーワードもAIへ渡す入力の言葉も今の自分の知識からしか出てこない、故に体系立てたインプットが必要
■ 現状理解が不十分
- エラーの発生箇所や原因を自分で把握していない。
- 現在のコードの仕組みや処理をあいまいにしか理解していない。
■ AIの出力が同じパターンばかり
- 入力に変化がない場合、AIの回答も似通ったものになります。
- 「なんとなくAIに聞いている」状態が危険信号です。
■ 仮説志向が止まっている
- 「エラーが出ているから多分ここが原因だろう」という仮説を立てられない。
- 考えずにAI壁打ちをしている感覚があるなら要注意です。
ただし!AIを使って気付きを得るのはアリ
上記のポイントを理解するためにAIを使うのは良い方法です。自分の仮説をAIと検証しつつ、成長していきましょう。
2. AIで作ってもらったコードとの向き合い方
生成されたコードを放置しない
これが一番大事です!
「AIを使ってこんなものを作ったけど、実はよくわかっていない…」という人をよく見かけます。それでは以下の問題が発生します:
- 目の前のタスクに追われて理解を後回しにする。
- 結果として、作ったコードの理解をしておらず再現性や同じことをやったときのスピード感がない。(またAI頼りでいいならその進め方もあるかと思います。)
これでは「何かをできるようになった」とは言えませんし、成長実感もあまりないのではないかなと個人的には思います。
コードの理解を深める方法
生成されたコードをそのまま使うのではなく、以下の方法で向き合いましょう:
- 生成されたコードをAIに解説させる
- 出力内容を検索して調べる
- コードの動きを確認しながら試行錯誤する
アウトプットの目的を考える
AIを使った実装は手軽で便利ですし、「アウトプットした!」という達成感も得られます。しかし、そのままでは応用力が身に付きません。
次のような問題が起こることがあります:
- 同じものを作る際、再びAIに頼る必要がある。
- スピードや柔軟性が向上せず、実力が停滞してしまう。
理解を深める努力が未来を広げる
生成されたコードを完全に理解する行為は少し面倒かもしれません。しかし、このプロセスが後の「応用力」や「幅の広いスキル」につながります。
まとめ
AIは非常に便利で強力なツールですが、使い方次第では自身の成長を妨げることもあります。今回の記事では、以下のポイントをお伝えしました:
-
AIとの壁打ちをやめるべきタイミング
- 自分の理解不足が原因で行き詰まるケースを回避するための指標を共有しました。
-
AIで作ったコードとの向き合い方
- コードをそのままにせず、理解を深める努力が大切であると説明しました。
読んでいただきありがとうございました!AIを上手に使いながら、成長を楽しみましょう!