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AI頼りの実装をしている駆出しエンジニアへ届け

Last updated at Posted at 2024-11-25

あ、自分のこともかもと思った方へ

安心してください、僕もです。


はじめに

実は最近、React + Vite + Supabase + Firebase を利用してタスク管理アプリを作る機会がありました。
どれも未経験の技術で、たくさんの記事を参考にしたのはもちろん、AIも駆使して開発を進めました。

その経験を踏まえ、この記事では
「AIを利用した実装で気を付けたほうが良いポイント」
を共有します。
これからAIを使って実装を進めようとしている方の参考になれば幸いです。


タスク管理アプリのリポジトリ

タスク管理アプリのリポジトリはこちらです👇
🔗 TaskApp

※ 細かい技術や実装の解説については、また別の記事で紹介します。


1. AIとの壁打ちをやめるべきタイミングについて

こんな時ありませんか?

  • AIが仕様通りのコードを出力してくれない…
  • 出力が似たり寄ったりで前に進まない…

こういう場合、大体以下の 2つの原因 に行き着きます:

  1. 自分のインプット不足
  2. 伝え方が悪い
    ※ただし、これらは独立しているわけではなく、1が原因で2が発生することがほとんどです。

AI壁打ちをやめるべき指標

次のような状態に当てはまる場合は、一度AIの使用を控えることをおすすめします。

■ 自分で「何をしたいのか」を説明できない

  • コード仕様をコピペするだけではNG。
  • 自分の言葉で何をしたいか説明できることが大事です。
  • 結局検索キーワードもAIへ渡す入力の言葉も今の自分の知識からしか出てこない、故に体系立てたインプットが必要

■ 現状理解が不十分

  • エラーの発生箇所や原因を自分で把握していない。
  • 現在のコードの仕組みや処理をあいまいにしか理解していない。

■ AIの出力が同じパターンばかり

  • 入力に変化がない場合、AIの回答も似通ったものになります。
  • 「なんとなくAIに聞いている」状態が危険信号です。

■ 仮説志向が止まっている

  • 「エラーが出ているから多分ここが原因だろう」という仮説を立てられない。
  • 考えずにAI]壁打ちをしている感覚があるなら要注意です。

ただし!AIを使って気付きを得るのはアリ

上記のポイントを理解するためにAIを使うのは良い方法です。自分の仮説をAIと検証しつつ、成長していきましょう。


2. AIで作ってもらったコードとの向き合い方

生成されたコードを放置しない

これが一番大事です!

「AIを使ってこんなものを作ったけど、実はよくわかっていない…」という人をよく見かけます。それでは以下の問題が発生します:

  • 目の前のタスクに追われて理解を後回しにする。
  • 結果として、作ったコードの理解をしておらず再現性や同じことをやったときのスピード感がない。(またAI頼りでいいならその進め方もあるかと思います。)

これでは「何かをできるようになった」とは言えませんし、成長実感もあまりないのではないかなと個人的には思います。


コードの理解を深める方法

生成されたコードをそのまま使うのではなく、以下の方法で向き合いましょう:

  • 生成されたコードをAIに解説させる
  • 出力内容を検索して調べる
  • コードの動きを確認しながら試行錯誤する

アウトプットの目的を考える

AIを使った実装は手軽で便利ですし、「アウトプットした!」という達成感も得られます。しかし、そのままでは応用力が身に付きません。

次のような問題が起こることがあります:

  • 同じものを作る際、再びAIに頼る必要がある。
  • スピードや柔軟性が向上せず、実力が停滞してしまう。

理解を深める努力が未来を広げる

生成されたコードを完全に理解する行為は少し面倒かもしれません。しかし、このプロセスが後の「応用力」や「幅の広いスキル」につながります。


まとめ

AIは非常に便利で強力なツールですが、使い方次第では自身の成長を妨げることもあります。今回の記事では、以下のポイントをお伝えしました:

  1. AIとの壁打ちをやめるべきタイミング

    • 自分の理解不足が原因で行き詰まるケースを回避するための指標を共有しました。
  2. AIで作ったコードとの向き合い方

    • コードをそのままにせず、理解を深める努力が大切であると説明しました。

読んでいただきありがとうございました!AIを上手に使いながら、成長を楽しみましょう!

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