C++開発環境構築(Visual Studio 2022 プレビュー)
C++の開発環境を構築する。
今回使用するのはVisual Studio 2022プレビュー版です。
2022は未だプレビュー版なので、安定して使用したい人は2019を使用するのが良いと思います。
Visual Studio について
Visual Studio とは
- Microsoft社製
- Android、iOS、Mac、Windows、Web、クラウド向けのアプリを開発できるアプリ
ダウンロード > インストール
Windows10にインストールします。
ダウンロード先 : Visual Studio 2022 プレビュー
以下からDLする。
DLしてきたexeファイルを実行して、Visual Studio Installerをインストール > Visual Studio Installerを実行 >
使用可能 > Visual Studio Community 2022 Preview > インストール >
無料で使用したいので、Community版をインストールします。
今回はC言語およびC++で開発したいため、C++によるデスクトップ開発を選択します。
他の言語等を使用したくなった場合は、後でVisual Studio Installerから追加できますので最小限の構成で大丈夫です。
過去のバージョンでは、コンパイルログやError messageが日本語だと文字化けするという問題があり、その回避策として英語表示にするという方がいたようです。@MusicScience37様の記事を参考にしました。
やはり言語パックも後から追加変更できますので、ここでは日本語のままにしておきます。
私はインストールフォルダをDドライブに変更します。
システムドライブは極力触りたくないと考えているからです。まぁ明確なデメリットを認識しているわけではありません。システムドライブがSSDならそちらにインストールするのも良いかもしれません。
下記の画像のとおり、インストールフォルダをDドライブに変更しても、一部のデータはシステムドライブ(C:)にインストールされるようです。
また、Visual Studioのインストール容量を少しでも減らしたい方は、「インストール後にダウンロードキャッシュを保持します」のチェックボックスを外しておくと良いです。
ただし、チェックを外すとインストールや変更時に再度ダウンロード作業が発生するようになります。Remember The Time様を参考にしました。
あと、インターネットが低速の場合は、「ダウンロードしながらインストールする」を「全部ダウンロードしてからインストールする」に変更すると良いです。
それでは設定が完了したら、インストールを実行します。
インストールが完了しました。
DLおよびインストールの合計時間は10分かからないくらいでした。指示どおり再起動します。
Visual Studio起動 > サインイン
インストールしたVisual Studio 2022を起動します。
サインインを求められます。
サインインします。
プロジェクト作成 > Hello World!
新しいプロジェクトの作成 >
コンソールアプリ > 次へ >
プロジェクト名を決める > 保存場所を決める > 作成 >
「ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する」のON/OFFによる違い。
-
ON:ソリューションファイル(.sln)とプロジェクトファイル(.vcxproj)が同じ場所に配置される。
-
OFF:ソリューションファイル(.sln)が指定場所に配置され、その下にプロジェクト用のディレクトリが作成されてそこにプロジェクトファイル(.vcxproj)が配置される
OFFの方がスッキリする気がします。プロジェクトを1つしか作成しない場合はONで問題ありません。
ちなみに、ディレクトリ構造は下記のようになりました。
上がソリューションのディレクトリ。下がプロジェクトのディレクトリ。
プロジェクトの作成が完了すると、下記のような画面が立ち上がります。
既にコードが書かれており、実行可能な状態となっています。
Hello world! 実行
デバッグ > デバッグなしで開始 >
自動的にビルドが実施され、exeファイルが実行されます。
Hello world! の文字列が表示されています。
以上で、とりあえすのC++開発環境が整いました。