Zynq-7000 SoCとは
ここでは Zynq-7000 について解説します(Zynq-7000Sについては解説しません。まぁそんなに差はないんですが)。
本記事の目的はDIGILENT製のZybo Z7ボードの勉強です。
Zynq-7000 とは
Zynq-7000 とは、下記を1つのデバイスに組み合わせたものです。
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デュアルコアのArm® Cortex™-A9 ベースのプロセ ッ シング システム (PS) 1
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ザイ リ ンクスの 28nm プログ ラマブル ロジック (PL)
PSインタフェース
PSの外部インタフェースはPLピンとして割り当てることができない専用ピンを使用する。大別すると下記の3種となる。
- クロック、リセット、ブートモード、基準電圧
- 最大54の専用多目的I/O(MIO)ピン(内部のI/Oペリフェラルやスタティックメモリコントローラーへ接続するためにソフトウェアで設定を変更できる)
- 32ビットまたは16ビットのDDR2/DDR3/DDR3L/LPDDR2メモリ
MIO(Multiplexed I/O)について
MIOはPS部の外部インタフェース専用ピンです。ピン毎にどの機能に割り当てるかを選ぶことが出来るので「Multiplexed」となっています。
EMIO(Extended MIO)について
MIOが足りなくなった場合は、PLを経由してPLに関連するI/Oへの配線が可能です。PLにつながっている普通のIOをPS専用IOとして使用するわけです。
これをEMIO(拡張されたMIO)と呼びます。
Zynq-7000のMIO一覧表
資料一覧
Zynq-7000 SoC データシー ト
Zynq-7000 SoC テクニカル リファレンス マニュアル
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PS は Arm Cortex-A9 CPU を中核 と し て、オンチップメ モ リ 、外部 メ モ リ インターフ ェ イ ス、幅広い周辺接続インターフェイスを備えている。 ↩