機能制限用パスコードを忘れてしまって、長らく放置していたけれど、
どうしても気持ちが悪いので再設定出来ないか調べてみました。
結論:PCへのバックアップファイルの中身を除く
pinfinder (https://github.com/gwatts/pinfinder) というツールを使ってバックアップファイルの中から機能制限用パスコードを抜き出すことが出来ました。
私は Mac 版で試しましたが、他に Windows, Linux 版もあります。
pinfinder の使い方
iThnes で iPhone のバックアップを「このコンピュータ」に取ります。
この時、「iPhoneのバックアップを暗号化」のチェックボックスはoffにします。
(暗号化しているとうまく動作しません)pinfinder の最新版をダウンロードします。ダウンロードページ
pinfinder を実行!
$ ./pinfinder
PIN Finder 1.2.0
Searching backup at /Users/username/Library/Application Support/MobileSync/Backup/hogehogehoge
Finding PIN... FOUND!
PIN number is: 1234 (found in 960.516755ms)
Press Enter to exit
とこんな感じで機能制限用パスコード(1234)を発見することが出来ました。
発見した後は「iPhoneのバックアップを暗号化」をonにしてバックアップしておきましょう。
機能制限用パスコードについて(メモ)
今回の調査で自身も曖昧だった点をメモとして残します。
デフォルトのパスコードは無い
iPhoneを購入した最初、機能制限はオフの状態です。
パスコードが設定されているということは過去に自身で設定した可能性が高いです。
あとは購入店舗で設定されたケースもあるかもしれません。
パスコードと機能制限用パスコードは別モノ
iPhone起動時に入力するパスコードと機能制限用パスコードは別々の扱いのため、
異なったパスコードが設定できます。(用語も似ているのでここら辺が混乱のもとでもありますが)
バックアップの暗号化
バックアップを暗号化していないと、バックアップから機能制限用パスコードが漏れる可能性があるということを実感しました。
機能制限パスコードとパスコードを同じ値にしていると、そこからパスコードも漏れてしまう可能性も。
暗号化大事。