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[TouchDesigner]Timecode CHOP: シーケンスベースの時間管理がタイムコードで便利に

Last updated at Posted at 2024-09-28

TouchDesigner

Timecode CHOPが、シーケンス(タイムライン)ベースで動作するプロジェクトを開発するのに便利です。2023.11290で追加されたCHOPで、これまでのタイムラインやTimer CHOPを使った実装よりもお薦めです。

Timecode CHOPは、00:01:39:10といった書き方をするタイムコード形式で、時刻を指定し、動画を再生することができます。また、フレームや時・分・秒・フレームを個別に設定してタイムコード文字列を生成するなど、シーケンスベースのプロジェクトで直感的に時間(時刻)を扱えるようになります。

サンプルファイル

Timecode CHOPの主な使い方

単独動作 (Sequentioal)

Timecodeを単独でどうさせる場合は、プロパティのModeSequentialを選んでください。Initで初期化し、Startでスタートさせることができます。

タイムラインと違うタイムコードで動作していることを確認できます。timecode1のタイムコードは、info1 DATtimecodeの行で確認できます。

TouchDesigner_2023_11880___Users_ken_Documents_toe_tips-timecode_tips-timecode_toe__と_toe.png

動画ファイルの再生位置を参照する (OP Reference)

ModeOP Referenceに設定。動画ファイルの再生位置に合わせて、Timecode CHOPが更新されます。

動画ファイルをベースにした演出を行う場合などに使えます。単純に、動画ファイルのタイムコードを取り出して表示するという使い方もありそうです。


プロパティのOPに、参照したいMovie File In TOPのパスと名前を入れます。

opをexpressionで指定することもできます。timecode CHOPに対応したTOP, CHOPは、Timecode classを内部に持っていて、これをプロパティで参照することができます。

frame番号で指定する (Specify Index)

frameの番号(index)で直接指定します。Modeは、Specify Indexで設定。

スクリーンショット 2024-09-28 14.50.39.png

プロパティのIndexにReferenceなどで、frame indexを指定します。このサンプルでは、Slider1を操作すると、1〜100のindexの値が送られるようにして、timecodeを変更できるようにしています。

タイムラインを参照 (Locked to Timeline)

タイムラインのTimecodeを参照します。Modeは、Locked to Timelineを設定します。タイムラインのタイムコードを画面かUIに表示したいときに使えます。この方法で、他のモードのTimecodeもText TOPなどに出力できます。

スクリーンショット 2024-09-28 15.03.27.png

細かい設定方法

Timecode CHOPを使う上で便利は設定方法です。

開始位置を指定する

Cueの位置を指定するように、Timecode CHOPの開始位置を指定する方法です。

スクリーンショット 2024-09-28 15.13.28.png

このサンプルでは、timecode5で開始位置のTimecodeを指定し、そのTimecodeがtimecode6の開始位置に設定されます。

timecode5は次のような設定をします。
スクリーンショット 2024-09-28 15.16.17.png

Modeは、Timecode Stringを選択し、Timecode Stringで、文字列で開始位置にしたいタイムコードを入力します。Timecode6Modeは、Sequentioalなどに設定しましょう。

最後に、timecode5のoutputをtimecode6のinputに接続します。timecode6をInitし、Startすると、timecode5から再生されます。タイムコードのオフセットやキュー位置での呼び出しなどに使えます。

終了位置を指定する

Timecode CHOPを単独で再生する場合の終了位置を指定する方法です。

プロパティのCustom LengthOnにします。Lengthで、終了位置(長さ)を指定します。

スクリーンショット 2024-09-28 15.22.51.png

このサンプルでは、3秒を指定しています。3秒後、タイムコードは止まります。ループ再生したい場合は、CycleOnにします。

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