この記事では、fish
シェルをMacおよびWindows(WSL2 Ubuntu)にインストールし、デフォルトシェルとして設定する手順を説明します。
fish
は、直感的で使いやすいインタラクティブシェルです。従来のシェルと異なり、自動補完やシンタックスハイライトなど便利な機能が搭載されています。
開発環境
Macの場合
- OS: macOS Sonoma 14.6.1
Windows(WSL2 Ubuntu)の場合
- OS: Windows 11
- WSL: Ubuntu 24.04
インストール手順(Mac)
Homebrewを使用してインストールします。
brew install fish
fishがインストールできているか確認
以下のコマンドを実行し、fishが起動することを確認します。
fish
結果:
Welcome to fish, the friendly interactive shell
Type help for instructions on how to use fish
デフォルトシェルをfishに切り替え
デフォルトシェルをfishに変更する手順を説明します。
fishのインストール確認
fish -v
バージョンが返ってきたら成功です。
fishのパスを確認
which fish
例: /usr/local/bin/fish
(この結果をメモしておきます)
/etc/shells
にfishを追加
以下のコマンドを実行して/etc/shellsを編集し、上記のfishのパスを末尾に追加します。
sudo -e /etc/shells
デフォルトシェルを変更
chsh -s /usr/local/bin/fish
インストール手順(Windows WSL2 Ubuntu)
Ubuntuの公式PPAを追加してインストールします。
sudo apt-add-repository ppa:fish-shell/release-3
sudo apt update
sudo apt install fish -y
fishがインストールできているか確認
以下のコマンドを実行し、fishが起動することを確認します。
fish
結果:
Welcome to fish, the friendly interactive shell
Type help for instructions on how to use fish
fishのパスを確認
which fish
例: /usr/bin/fish
デフォルトシェルを変更
chsh -s /usr/bin/fish
再ログイン後、デフォルトシェルがfishになっていることを確認します。
fishコマンド使用例
fishは、従来の`bashや
zsh`と異なり、コマンドの構文や仕様が異なる場合があります。例えば、環境変数の設定方法やループ構文などが異なります。
以下のGitHubページに、他のシェルとfishのコマンド比較がまとめられていますので、参考にしてください。