1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Windows11を仮想ディスクで評価する

Posted at

20221025.jpg

概要

DSC_0103.JPG

Windows11 を試してみたいけど、新しいPCやストレージ購入の稟議に割く工数が勿体無いので、@ksasaki様の:point_down:記事を参考に、仮想ディスクにインストールしてみた中小企業平社員のやり繰り話です:hatched_chick:

本旨から外れるため、システム要件/デジタルライセンス認証チェック済み&インストールメディア事前準備済み前提でお話は進みます。あらかじめご承知おきください:bow:

手順

1. インストールメディアから起動

やり方はいろいろあると思われますが、だいたい私はBIOS経由です。

DSC_0088.JPG

2. 仮想ディスクのマウント

Windowsインストーラーをインストール先選択画面まですすめ、[SHIFT]+[F10] でコマンドプロンプトを起動します。

DSC_0094.JPG

diskpartを立ち上げ、list disk にて仮想ディスクマウント前の状態を確認し、list volume にて仮想ディスクマウント先のボリュームに何らかのドライブレターが付けられていることを確認します。

2022/10/24現在、CLIの頼れる相棒【TABキー補完】は効きませんでしたので、ここでのcmdはひたすら手入力パートです:sweat_drops:

DSC_0095.JPG

ドライブ直下でもいいかもしれませんが、今後Insider Preview等、他のOSもVHDXで試してみたくなるやもしれませんので、一旦、diskpart[CTRL]+[C]exit で落とし、VHDX用のフォルダを作っておきます。

################################################
#【0】diskpart終了
################################################
DISKPART>exit
DiskPartを終了しています...
X:\sources>
################################################
# 【1】ドライブ移動
################################################
X:\sources>
X:\sources>c:
################################################
# 【2】空き領域、既存のフォルダ名リスト確認
################################################
C:\>
C:\>dir
 ドライブ C のボリューム ラベルは hogehoge です
~
~
              13 個のディレクトリ  287,049,166,848 バイトの空き領域
################################################
# 【3】フォルダ作成(名前は重複が無ければご随意に)
################################################
C:\>
C:\>mkdir VHD

diskpartを再度立ち上げ、仮想ディスクファイルを作成し、アタッチします。

仮想ディスクの最大サイズ設定は慎重に!

私は以下シナリオで仮想ディスク起動不可を経験しています:ghost:

:one: 仮想ディスク容量を物理ディスク最大容量の1/2ほど欲張って取る
:two: 物理ディスクを最大容量の1/2以上使う
:three: 久しぶりに仮想ディスクを起動すると容量不足エラーのブルーバック

diskpartshrinkで縮小(開放)できるのはボリューム(パーティション)領域です。ディスクではありません。仮想ディスクがスカスカでも、まずマウントできるだけの空き容量が確保できていないと、起動はできません。

ただ、拡張は柔軟にできますので、始めは必要最低限で仮想ディスク容量を設定し、運用の中で徐々に拡張していくことをおススメいたします:vulcan:

################################################
#【4】diskpart起動
################################################
C:\>
C:\>diskpart
################################################
#【5】拡張可能な仮想ディスクファイル作成
################################################
DISKPART>
DISKPART>create vdisk file=c:\VHD\W11.vhdx  maximum=65536 type=expandable
  100% 完了しました
DiskPart により、仮想ディスク ファイルが正常に作成されました。
################################################
#【6】アタッチ
################################################
DISKPART>
DISKPART>attach vdisk
  100% 完了しました
DiskPart により、仮想ディスク ファイルがアタッチされました。
################################################
#【7】確認&終了
################################################
DISKPART>
DISKPART>list disk
  ディスク      状態          サイズ   空き    ダイナ  GPT
  ###                                         ミック
  ----------   ------------  -------  ------  -----  ---
  ディスク 0    オンライン     476 GB    0  B          *
  ディスク 1    オンライン      28 GB    0  B
  ディスク 2    メディアなし     0  B    0  B
  ディスク 3    メディアなし     0  B    0  B
* ディスク 4    オンライン      64 GB   64 GB
DISKPART>
DISKPART>exit
DiskPartを終了しています...
C:\>
C:\>exit

3. Windows11インストール

コマンドプロンプトを閉じ、インストーラー画面を最新の状態に更新していただければ、あとは通常のWindowsインストールフローになります。

DSC_0094a.jpg

DSC_0101.JPG

なお、Windows11初期設定画面ではデフォルトでローカルアカウントを作成できませんが、国と地域選択画面にて、[SHIFT]+[F10] でコマンドプロンプトを再び起動し、oobe\BypassNRO.cmdでOOBEを再実行することで、Windows10でお馴染みの【インターネットに接続していません】の選択肢が表示され、ローカルアカウントを作成することができます。ITmedia様の:point_down:記事が詳しい(写真もキレイ:rainbow:)ので、よろしければご参照ください。

DSC_0104 (1).JPG

IMG_0002_BURST0010001 (1).JPG

4. デフォルト起動OSの選択

こちらはオマケですが、インストール作業&評価作業が終われば、デフォルトで起動するOSをWindows10にもどしたくなる場合もあると思いますので、最後にご紹介いたします。

「ファイル名を指定して実行」などからmsconfigを起動します。

20221024b.jpg

「ブート」タブから、既定のOS設定をWindows10に変更します。タイムアウト時間(起動時のOS選択画面の表示時間)も変えたい場合は合わせて設定します。

20221024c.jpg

20221024d.jpg

ご一読ありがとうございます

良きも悪きも話題の絶えないWindows11でございます。私的には(サポート期限 - 半年)ぐらいまではWindows10でもいいのかなと、弱火でコトコトなスタンスです。

つたない技術力と文章力な内容で誠に恐縮でしたが、最後までお読みいただいたことを、心より感謝申し上げます:sake::sake::sake:

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?