LoginSignup
5
0

More than 3 years have passed since last update.

AIカーをいろんなところで走らせてみた。

Last updated at Posted at 2019-12-17

はじめに

AIカー(Donkey Car, JetRacerなど)を作ってみたものも、実際に走らせてみる場所がないということから、今年一年色々と対応したことについてまとめてみます。

家の中で走らせる

100均で買った床用タイル(30cm四方)を並べ、その上に白いテープを張る。昔の水道管ゲームのように一枚のタイルで左折・右折カーブを作ろうとしたが、急なカーブになり回り切れないため、断念。また、普通のAIカーではスピードが速すぎて2m×3mくらいのスペースでは走り切れないため、結局低速モーターをベースにした車体が必要となるため、初心者にはあまりお勧めできない。

公園で走らせてみる

近くの公園にアスファルトの小道があったので、そこで走らせてみました。アスファルトも見た目よりもかなりガタガタで、小さい車体だと、凸凹な道を走らせると、タイヤが石と石の間にはまったり、車体が飛び跳ねたりした。教師データを作成する際のmodel lossグラフもvalidateが収束せず、実際にもちゃんと走らなかった。

また、公園利用について事前に市のホームページなどで禁止項目を確認して走らせてみたが、このご時世なので、まあここまでということにしました。

家の屋上で走らせてみる

とある都内の屋上にて、BBQをしながら走行会をするというイベントに呼んでいただき、そこで走らせてみました。若干ガタガタとするものの、安定した走りになりました。夕方になり日が陰ってくるとフェンスの影が延びてコースにかかってきて、その場所で止まってしました。屋外の走行会あるある。

室内での走行会を企画してみる

いつも利用しているTechShopと交渉して、走行会を実施しました。最初、Donkey Carの40%サイズ(3.0m x 4.54m)のコースを購入して走らせていましたが、カーブが急なところがあり回り切れないため、AWS DeepRacer用の100%サイズ(4.95m x 7.5m)のコースを準備して、走行会を実施しています。今年で合計6回の走行会となります。

スペースが取れるのであればDonkey Carのフルサイズ(6.71m x 10.26m)がおすすめです。コースを購入した時の注意事項ですが、印刷インクの匂いがかなりきついため、走行会主催する場合には、購入直後、コースを屋外に拡げて匂い取りを行っておいた方がいいです。

室内だと、光の強弱が一定で自動走行させやすいです。
最近、都内、千葉県、北海道、名古屋、神戸などで走行会が開催されており、近くで開催された場合にはぜひ活用するといいです。

雑感

本場アメリカのオークランドでは常設のコースがありますが、日本ではイベント開催の度にコースを敷設する状況でなかなか走らせる機会が少ないです。来年は、これじゃ日本のAIカーが遅れてしまうと危機感を持って常設コースを作ってやろうという方が現れるのを期待しています。

5
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
0