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Donkey Carのネットワーク環境をちょっと工夫してみる

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はじめに

今年、Maker Faire Tokyoや走行会などに参加・主催してネットワーク環境について感じたことをまとめておこうかと思います。AIカーはネットワーク環境前提の仕組みのため、ネットワークがつながらないと何もできないことから大事な要素になっています。
そこで参加者ができる工夫について書こうと思っています。

現状

家で以下の環境で使っている分には何の問題もないのですが、走行会イベントでフリーWifiを公開した途端に、Raspberry Pi、パソコンや自分のスマホなどを繋ぎはじめて、最初のうちはうまく動いているのですが、徐々にルーターでの輻輳が起きてしまい、つながらない状態が発生します。

対策その1(スマホのテザリング)

スマホのテザリング機能により、パソコンとDonkey Carを繋ぎ、走行データを取るまでは共用のフリーWifiには接続しない。データを採取して外部のColaboratoryで学習する際にパソコンのネットワークをフリーWifiの方に切り替える。

image-20191212103231469.png

対策その2(ポータブルWifiルーター)

以前ホテルなどで有線LANしかなかった時に、Wifiしかないパソコンをつなぐために作られていたポータブルWifiルーターを活用。と言っても、そんなに種類があるわけではないため、BAFFALO WMR-433W2での運用を書きます(けっしてBAFFALOの回し者ではないですが)。

スマホのテザリングと同様に、ポータブルWifiルーターにパソコンとDonkey Carをつなげます。普段から青い点線の枠で囲まれたネットワーク構成を作っておけば、Raspberry Piのwpa_supplicant.confの設定を都度変える必要がなく、インターネットにつなげたい時は、WMR-433W2の設定画面だけを使えばいいため、走行会に行って即時に走行させることができます。

image-20191212104946322.png

WMR-433W2には、ワイヤレスワンモードという設定があり、フリーWifiと無線で接続し、本体についているRJ-45のコネクタはLANケーブルを使ってパソコン又はRaspberry Piに安定してつなぐことができます。Raspberry Piとつないだ場合には、Donkey Carに搭載してルーターに電源供給してあげる必要がありますが、安定した接続が可能になります。

また、Donkey Carに割り振られたIPアドレスを調べるときに、HDMIディスプレイを使う他にスマホに「Fing」というアプリを入れて調べる方法が便利です。

まとめ

Donkey Car走行会に限らず、人が集まるとネットワークが集中するため致し方ないところもありますが、色々と工夫として安定したイベントになるように、知恵を出していけたらと思っています。

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