この記事はGaiax Group Advent Calendar 2018の5日目の記事です。
2018年も多くのブロックチェーンプロダクトが世の中にリリースされました。その裏でテクノロジーハイプ・サイクルではブロックチェーンは過度な期待のピーク期を通り越し、幻滅期へ突入しました。そんな難しい状況の中、これからブロックチェーンのプロダクトを開発する方はたくさんいらっしゃると思います。この記事はそんな方へ少しでも役立つように書きました。
#1.メンバー全員で勉強会
ブロックチェーンについて精通したメンバーのみでプロジェクトがスタートできるなら、それはものすごくラッキーなことです。ほとんどの場合は、ブロックチェーンについてよく知らないメンバーが混ざっているでしょう。そこで、まずはブロックチェーンについて基本期な部分を学ぶことが重要になってきます。詳しいメンバーがいるなら、そのメンバーが教えるのが一番良いです。いないならば、外部で勉強しましょう。そして勉強した内容をチームメンバーへ共有することでアウトプットしましょう。そうやって、営業メンバーであれ、なんであれ、プロジェクトメンバーは全員ある程度以上の知識を持つようにしましょう。また、後からプロジェクトにジョインするメンバーにも必ず勉強会を開催するようにしましょう。
#2.ブロックチェーン活用のメリットを理解する
勉強をした結果、ブロックチェーンの活用のメリットを理解されたと思います。そこで、今進めているプロダクトにおけるブロックチェーン活用のメリットを理解しましょう。絶対に消えない台帳としての活用、C2Cのプラットフォームとしての活用、スマートコントラクトによる自動化、いろいろな側面を持つと思います。正しくメリットを理解することが、今後の開発やサービスの展開をやりやすくするでしょう。
#3.従来のクライアント・サーバー型との比較を行う
よくある話として、クライアント・サーバー型で実現できるのに、なぜブロックチェーンを使うのかというツッコミを受けることがあります。この問に対する答えを持つことは、必ずやらなくてはいけないことです。よくある勘違いとしては、「ブロックチェーンじゃないと出来ないこと」が必要になると考える人がいますが、その必要はありません。ブロックチェーンを使うことによって簡単に実装できる、ブロックチェーンを使ったほうが少し優れている程度でも大丈夫です。この議論をしブロックチェーンを使ったほうが良いという結論が出ていることが重要です。
#まとめ
細かい実装の話はプロダクトによって全く違い一概には言えないので、ここでは触れませんが、まずは必ずプロトタイプを作ってから、本開発に移りましょう。ブロックチェーン活用のメリット、従来のクラサバ型からのメリットを証明しながら進んでいけば、きっとよいブロックチェーンプロダクトが作れると思います。2019年いいプロダクトが産まれてくることを夢見て2018年を終えたいと思います。