どうも、株式会社LIGでディレクターやってます阿羅漢です。
制作会社のディレクターとして、ものづくりを進めていく中で、ここは気をつけて確認しておかなきゃなぁということを備忘録としてまとめてみますー。
事業会社の方含め、さまざまな職種の方のご参考になるとうれしい。
というか、足りないとこあったら教えていただけると更にうれしい。
##POINT.1 前提条件はしっかりと説明!
制作側もクライアント側も、つい企画や表現の内容ばかりを話しがちですが、まずは下記のことを確認して書き起こしていくことが重要です。
①誰に向けて、何のためにをつくるのか(ゴールの設定)
②予算を考慮して何を作ることができるのか(制作物の要件定義)
なぜなら、はじめに進むべきゴールの方向を決めておかないと、途中で出てきたアイデアやブラッシュアップの内容が、本当に目的に合っているものなのかという判断がつかなくなってしまうからです。
また、予算の中で出来る範囲を一つひとつ丁寧に話をしておくことも大切です。
要望があってから、「それは追加になってしまう」というような金額の話を持ち出してしまうのは、制作側も、クライアントも気持ちいいものではないからです。
(もちろん、無理して予算内でやってしまうことを避けるのにもつながります。)
お互いのモチベーションが下げてしまうことは、制作のクオリティを120%まで引き上げられない大きな原因になってしまいかねないので、気をつけたいところっす!
##POINT.2 不透明な部分は、何度も確認!
制作をすすめていくと、どうしても「これってどういう話になっていたかな?」、「やっぱりこうした方が良い!」など、クライアントに確認をとったほうが良いことが出てくることがあります。
その場合、予想で進めてしまわないことはもちろん、すぐに確認をした方が良いと思います!気づいた、思いついた、ということは、その内容を決めておく必要がある時だということっす。
小回りよく、早めに確認しておくことで、後の工程で大きく致命的な手戻りになってしまうことを防ぎます。
また、気軽に確認できるような関係を、クライアントと築いておくことも、一つのものづくりを行うチームとして大切なことかなって。
##POINT.3 追加事項、変更内容は資料にする!
突発的な追加依頼や、変更内容などは、電話、メールなどの言葉で簡単に済ませがち。
しかし言葉だけでは、主観による理解のずれが生じてしまう場合があるため、 作業にとりかかる前に、ビジュアルつきの資料で、確認を取るようにしましょー!
キャプチャに赤字を入れるなど、本当に簡単な資料で良いので、内容の可視化が大事。
また、クライアントから届いた資料がわかりづらい、話すたびに少しずつ内容が違う、なんてこともあるので、こちら側のフォーマットで整理して打ち返しつつ、記録を残していくことが大切ですー!
ちょっと面倒なのですが、じつは後々の面倒くさいことを防げているんです。
以上、ざっくりですが、まとめてみました!
エンジニアさんはテクニカルディレクターとして、デザイナーさんは、アートディレクターとして、クライアントと直接やり取りを行う場面もあるかと思います。
常に意識しながら進めていくことが、クオリティアップに集中するために時間を確保することになるんじゃないでしょか。死ぬほどやっても、時間は有限。効率アップしなきゃ(汗)