結論
/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf
を下記の中身にしました。AccelMethod
に uxa
を指定してあります。
OS ごと固まることはなくなりました。
Section "Device"
Identifier "Intel Graphics"
Driver "intel"
Option "AccelMethod" "uxa"
EndSection
当初起きていた問題
環境
- カーネル 3.10.0-327.13.1.el7.x86_64
- CentOS 7.2.1511
- GNOME Shell 3.14.4
- Google Chrome 最近のやつ(50で問題がおきていたことは確認。それ以前の最近のものでも起きていましたが具体的なバージョンは記録していなかったので不明です)
- GPU Core i7-4790(Haswell)のオンボード
現象
- 特定のサイトを Google Chrome で使用すると OS ごと固まることがある
- 固まるサイトは Google Keep など。他にも何かあったけど忘れました
- 電源ボタンを押して電源断するしかなくなる
-
journalctl
で確認するとApr 18 08:56:08 localhost.localdomain kernel: [drm:intel_set_cpu_fifo_underrun_reporting [i915]] *ERROR* uncleared fifo underrun on pipe B
というエラーが発生していた
再現手順
- あるサイトはページをひらいて1分くらいで勝手に固まっていた(再現率100%)
- Google Keep は文字を入力しようとすると固まっていた
- Google Keep は再現率 50% くらい
- Google Keep は2分くらい待っていると元通り(?)使えるようになることがあった
解決策
journalctl
のエラーメッセージで色々ググった結果、 Xorg の GPU 関連の設定が怪しいのではないかという予想になりました。
それで上述の「結論」の設定にしました。
AccelMethod
がキモで、デフォルトの sna
(2012年から存在する比較的新し目で高速なもの)から uxa
(以前からある安定したもの)に変更しました。
-
20-intel.conf
については Archi Linux の wiki が詳しいです。 - もしくは
man intel
でも小さいを見ることができます。
結果
- OS ごと固まることはなくなった
- しかし起動時にはなぜか同様のエラーメッセージが出ている模様
- 起動が遅くなった
- 計測はしていないのではっきりしたことはいえませんが、
sna
のときと比較して、ログイン画面が出るまでが1分ほど遅くなった気がします。
- 計測はしていないのではっきりしたことはいえませんが、