1. はじめに
本記事は、Microsoft社が提供しているAzureラーニングパスを使って学習した内容をまとめたものです。
今回は、主に「コア クラウド サービス - Azure portal を使用してサービスを管理する」について触れています。
2. Azure portalとダッシュボードについて
Azureを使用する場合、まず初めにAzure portalにアクセスし、
操作していくことが一般的な使い方だと思います。
ダッシュボードはAzure portalに表示される
タイル状のUIをした利用者ごとにカスタマイズが可能な画面を指します。
3. 「ダッシュボードのカスタマイズ」の実践
演習項目の「ダッシュボードをカスタマイズする」について実践してみました。
演習項目は上から順に
・タイルの追加と構成
・タイルのサイズを変更する
・ダッシュボードを複製する
・ダッシュボードを共有する
・ダッシュボード.json ファイルを編集する
・ダッシュボードを削除する
・ダッシュボードをリセットする
の7つあり、「ダッシュボード.json ファイルを編集する」まで実践すると
下図のようになりました。
4. 実践内容にないこともしてみた
ダッシュボードのレイアウトはjsonファイルで管理できるということなので、
実践内容にはない、編集方法もテキストエディタ上で試してみました。
まずは、それぞれのタイルがどのようなjsonオブジェクトになっているか確認してみるために、
時計タイルを2つ横にならべてみました。
それぞれの時計タイルのjson構造は↓
"parts": {
"0": {
"position": {
"x": 0,
"y": 0,
"colSpan": 2,
"rowSpan": 2
},
"metadata": {
"inputs": [],
"type": "Extension/HubsExtension/PartType/ClockPart",
"settings": {}
}
},
"1": {
"position": {
"x": 2,
"y": 0,
"colSpan": 2,
"rowSpan": 2
},
"metadata": {
"inputs": [],
"type": "Extension/HubsExtension/PartType/ClockPart",
"settings": {}
}
}
}
どうやらpartsオブジェクト配下にそれぞれのタイルのjsonオブジェクトが格納されているようです。
それぞれのオブジェクトの違いは先頭の数字とpositionの内部だけなので、そこを変えれば容易に複製できそうです。
実際にjsonファイルの編集だけで時計タイルを3つに増やしてみました。
jsonについて少し知っていれば、UIに頼らずにテキストエディタ上の編集のみで
ダッシュボードにタイルを増やすことができました。
一気に1000個のタイルを配置したい場合などはjson編集のほうが楽ですね。
(1000個も配置する場面が訪れるかどうかという疑問からは目をそらしつつ)
5. まとめ
Azureを触るのは今回のラーニングパスでの実践が初めてだったため、
実践を通してどのようなものか少しは分かったような気がしました。
今回はAzure portalのダッシュボードという割と初歩的なところを取り上げましたが、
機会があればAzureを利用したクラウドサービスの運用などについても学習し、取り上げていきたいです。