〜“教えて広げる”ITスキルの伝道師〜
🎤 ITインストラクターってどんな仕事?
ITインストラクターは、パソコンやソフトウェアの使い方を人に教える専門職です。
職業訓練校、パソコン教室、企業の研修部門、官公庁向け講習など、さまざまな現場で活躍します。
対象は初心者〜ビジネスパーソンまで幅広く、「人に教えること」が好きな方に向いている職種です。
📋 主な仕事内容
業務カテゴリ | 内容の例 |
---|---|
🖥️ 授業・研修の実施 | ExcelやWord、PowerPointなどの操作説明 |
📝 カリキュラム作成 | 研修プラン、配布資料、スライド、演習問題の設計 |
👩🏫 個別サポート | 実習中に受講者の質問に個別対応 |
📚 マニュアル・教材作成 | テキストの修正、QAの整理、練習問題の作成 |
📊 フィードバック対応 | 受講者アンケートの分析、講座の改善提案など |
🔧 必要なスキル
分類 | 内容 |
---|---|
Officeスキル | Word・Excel・PowerPointの操作を説明できるレベル |
プレゼン力 | ゆっくり・わかりやすく・論理的に話す技術 |
教育スキル | 相手の理解度に合わせて伝える力、傾聴力 |
講座設計力 | カリキュラムを段階的に構成する能力(未経験でも可) |
💡「説明のうまさ」よりも、受講者のつまずきに寄り添える姿勢が大切です。
🕘 1日のスケジュール(例)
時間帯 | 業務内容 |
---|---|
9:00 | 出勤・講座準備・スライド確認 |
10:00 | Excel基礎講座(関数、グラフの使い方) |
12:00 | 昼休憩・受講者対応 |
13:00 | 実習タイム → 個別フォロー・質問対応 |
15:00 | フィードバック回収・講座後アンケート実施 |
16:00 | 翌日の講座準備・マニュアル修正 |
17:30 | 退勤 |
👤 向いている人の特徴
- ✔️ 人に教えるのが好きな人
- ✔️ 誰かの理解や成長を見ることにやりがいを感じる人
- ✔️ 話すこと・伝えることが苦にならない人
- ✔️ 相手の立場で考えられる、忍耐強く丁寧に対応できる人
🚀 キャリアパスの例
ITインストラクター
↓
講師育成・研修設計担当
↓
教育研修マネージャー・スクール運営
↓
社内教育・人材育成部門・eラーニング講師
ITインストラクターは「教える経験」を積みながら、教育企画や運営など幅広い分野へキャリアを広げることができます。
📘 未経験から目指すには?
✅ スタート方法
- 職業訓練校卒業後に「補助講師」や「アシスタント講師」として経験を積む
- パソコン教室や民間スクールでの非常勤講師からスタート
- 自作資料や教案をポートフォリオにしてアピール
✅ 学んでおきたいスキル
スキル | 内容 |
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Excel・Word・PowerPoint | 教えるレベルまでの習熟 |
解説・話し方の技術 | わかりやすく伝える練習(YouTube講座なども参考) |
教材作成 | WordやPowerPointでスライド・テキストを作るスキル |
フィードバック力 | 相手の誤解や理解不足に気づく観察力 |
⚠️ 注意事項
インストラクターは「話す」仕事であり、人前に出ること・説明することに自信が持てない方にとっては負担が大きいこともあります。
- 勤務形態は「業務委託・契約社員・非常勤」が多く、正社員登用はスクール規模による
- 自ら教材を準備する必要がある職場もあるため、準備に時間がかかることも
- 受講者のレベルがバラバラな中で教えるスキルも求められる(特に職業訓練など)
教えることが好きな方にとっては、非常にやりがいのある職種です。
まずは「人に何かを教える経験」を少しずつ積むことから始めましょう。