SE(システムエンジニア)とは?仕事内容と目指し方
〜「システムをつくる人」の実態とは?〜
🧠 SEってどんな仕事?
システムエンジニア(SE)は、企業の業務を効率化するためにシステムの設計・開発・保守を行う技術職です。
「プログラマーとの違いがよくわからない」という声もありますが、SEは上流工程(要件定義・設計など)を担当することが多く、チーム全体をまとめる立場にもなります。
🛠️ 具体的な仕事内容
工程 | 内容 | 関わる職種 |
---|---|---|
要件定義 | クライアントの業務課題をヒアリングし、必要なシステムを明確化 | 営業、クライアント担当者 |
基本設計 | システムの全体像(画面構成・処理の流れなど)を設計 | SE本人 |
詳細設計 | プログラマー向けの指示書(仕様書)を作成 | SE、PG |
プログラム開発 | 必要に応じて自らコーディング or プログラマーに依頼 | PG、SE |
テスト | システムが仕様通り動くかを検証 | SE、テスター |
運用保守 | 問題発生時の対応、システム改善 | SE、ヘルプデスク |
🔑 必要なスキル
分類 | 内容 |
---|---|
技術スキル | システム設計知識/プログラミング基礎(Java、Python、SQLなど)/ネットワーク・DBの基本知識 |
ヒューマンスキル | 課題解決力/論理的思考/チームマネジメント/顧客との折衝能力 |
文書スキル | 設計書・仕様書・マニュアルの作成力(Word、Excel、PowerPoint) |
🎓 IT初心者からSEを目指すには?
✅ まずはITの基本を学ぼう
- ITパスポート/基本情報技術者などの資格で全体像を理解
- HTML・CSS・JavaScript・SQLなどを触ってみて、開発の流れを体感
✅ 初級職からステップアップ
IT事務・運用サポート・ヘルプデスク
↓
テスター・PG補助・システム運用監視
↓
SEアシスタント → Junior SE → SE
✅ プログラミングスクールや職業訓練も有効
- JavaやC#など企業で使われやすい言語に慣れる
- チーム開発やGit管理を体験できるカリキュラムが◎
💡 向いている人の特徴
- ✔️ ロジカルに考えるのが好きな人
- ✔️ 全体の構造を組み立てるのが得意な人
- ✔️ 人とシステムの“間”で調整役になれる人
- ✔️ 単なるコーディングより、設計やマネジメントに興味がある人
⚠️ 注意点
- スケジュールや予算に追われる「納期プレッシャー」が大きい現場もあります
- お客様とのやりとりや、設計ミスが後工程に影響を与える責任感の強さが求められます
- 案件によっては休日や夜間の対応が発生する可能性もあり、事前の確認が必要です