〜XAMPP Windows x64 8.2.12でLaravel 12を動かす〜
Web開発をPHPで始めたい人にとって、Laravelは最初の一歩に最適なフレームワークです。
ただし「XAMPP?Composer?Laravelのどのバージョンを選べばいいの?🤔」と迷うことが多いのも事実。
この記事では、**XAMPP Windows x64 8.2.12-0-VS16(PHP 8.2.12 同梱)**を使って Laravel 12 を動かすために必要なツールのバージョン一覧と基本的な解説をまとめます。
✅ ツールと推奨バージョン一覧
区分 | ツール | 推奨バージョン | ポイント |
---|---|---|---|
Web/DB | XAMPP | 8.2.12-0-VS16 | Apache + MySQL + PHP を一括導入。学習・検証に最適 |
PHP | 8.2.12(XAMPP同梱) | Laravel 12 は PHP 8.2〜8.4 をサポート | |
依存管理 | Composer | 2.7.x(最新版) | Laravelやライブラリのインストール必須 |
フレームワーク | Laravel | 12.x | PHP 8.2以上対応。最新機能を利用可能 |
Node.js(任意) | 18/20 LTS | Viteによるフロント資産ビルドで使用 | |
Git(任意) | 最新版 | チーム開発やバージョン管理に便利 |
🧭 バージョン互換ルール
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Laravel 12 は PHP 8.2〜8.4 に対応
→ XAMPP 8.2.12 同梱の PHP で問題なく動作します -
Composer は 2.x 系を選ぶ
https://getcomposer.org/download/ - Node.js は画面開発を本格化する段階で導入すればOK
🪛 ツール別ミニ解説
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XAMPP
- PCを「ミニサーバー」にする一式。Apache + MySQL + PHP を簡単導入
- 本番運用には不向き(セキュリティ的に)だが学習環境には最適
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PHP 8.2.12
- Laravel 12 の最小要件を満たすバージョン
- 8.3, 8.4 でももちろん動作可能
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Composer 2.x
- Laravel本体や依存ライブラリを管理
-
composer.json
に従ってパッケージを整理し、互換性を担保
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Laravel 12
- 最新のLTSではないが、新機能や改善点をいち早く使える
- MVC, Eloquent ORM, Artisan CLI, セキュリティ機能(CSRF, バリデーション)が標準搭載
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Node.js (LTS)
- Vite でフロントエンドのJS/CSSをビルドする場合に使用
- サーバーサイドだけ試すなら後回しでもOK
⚠️ つまずきやすいポイント
-
Composer が別の PHP を掴む
→ PATH にC:\xampp\php
を優先的に設定 -
「PHP 8.3 以上が必要」エラーが出る
→ Laravel 12 は 8.2 でも動作可。Composer が誤認識している可能性あり
→php -v
で PHP バージョンを確認 -
MySQL 接続エラー
→ XAMPP デフォルトは root/パスワード空
→ セキュリティのためユーザーを作成し、UTF8MB4でDB作成するのが望ましい
🔐 セキュリティの心得(最初から意識)
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.env
ファイルは Git にコミット禁止 - DB ユーザーは root ではなく専用ユーザーを作成
- Blade は 自動エスケープ対応でXSSに強い
- CSRFトークンはフォームに自動挿入される仕組みを利用
🎯 まとめ
- XAMPP 8.2.12 で Laravel 12 が動く(PHP 8.2〜8.4 サポート済み)
- Composer 2.x を導入すれば依存管理はスムーズ
- Laravel 12.x を選べば最新機能を試せる
- 本番は XAMPP ではなく Nginx + PHP-FPM + MySQL が推奨
- セキュリティは
.env
の管理とユーザー権限を最初から意識
👉 これで迷わず 「XAMPP + Laravel 12」環境を始められます!
あとは composer create-project laravel/laravel your-app-name "^12.*"
を実行すれば、最新のLaravelプロジェクトが動き出します 🚀