- 発端のツイート
エンジニアは早く免許制になって欲しい
専門性のある職業というものはほぼ全て国家資格が必要。
例えば薬剤師、医師、弁護士、教師などだ。
ここら辺は人の人生に直結するため、国家資格を持っていない人はその職に付けない。
米国の場合、少なくとも大学でコンピュータサイエンスを学んでいないとエンジニアとしての就職が困難であるという事実がある。
しかし日本ではどうか?
言ってしまえば誰でもエンジニアになれる
もちろんこれは良い面もあるが、同時に問題も生み出していると感じる。
各人のスキル、アウトプットに差があり過ぎるからだ。
スキルのないエンジニアの100倍のアウトプットをつよつよエンジニアが出す
これは当然問題を起こす
給料が不公平、採用の問題、属人化など、問題点をあげるなら枚挙に遑がない。
この問題を解決するためにはエンジニアという職業を免許制にして、最低限のラインを確保する必要があると個人的には感じる。
このポストが割と伸びているので、より深堀って私の考えを書きます。
異論や反論は大歓迎なので、ぜひともコメントなどで意見をください。
私の個人的な考え
免許制にすると言っても、大学でのコンピュータサイエンスの学科を卒業したものにのみ国家資格を与えるような仕組みにするのは流石にやり過ぎで、金銭的に難しい人もいると思う。
そこで、IPA 応用情報くらいをボーダーラインにしたらどうかと感じる
そして、悪徳な詐欺師は学歴、資格、なんなら年齢まで平気で嘘をつくので必ず、学歴の証明には卒業証書。
資格の取得証明には証明できる証書を確認すること。
ここで勘違いして欲しくないのは、資格自体に大した意味はないと思ってるが、
「資格を取れるほどの熱意や学習意欲があり、継続した努力が出来る人間かどうか」
はかなり重要な指標だと思っている。
ちなみに私はIPAで言えば
- ITパスポート
- 基本情報
- 応用情報
まで持っている
高度の資格は持っていないので偉そうなことは言えないが、応用くらいまで取得している人だけがエンジニアとして就業可能にすれば最低限のアウトプットを保証しやすいと感じる。
最近悪徳なSES被害が表立たされるニュースがちょくちょく散見されるが、これは面談だけではエンジニアの実力が十分に見極められないことも一つの要因だと感じている。
そして、IPAであれば普通に努力できる人であれば半年、長くて一年も勉強すれば誰でも受かる
受験費用も安い。
免許としては十分機能する仕組みだと思っている。
エンジニアが開発するシステムには命に間接的に関係するようなシステムもある。
そんなシステムに知識が十分でない開発者が紛れ込み、バグを埋め込み、周りに迷惑をかけ、セキュリティインシデントを起こすのは怖すぎる。
AIでそれっぽいアウトプットが誰でも出せるようになった今の時代こそ、基礎知識を十分に会得したエンジニアが開発に携わる必要があるのではないだろうか。
にんげんだもの by みつを