これ、あんまり話題にならない割には結構大事な問題なんじゃないかと個人的には思っています。
チャットをメインに仕事をしていると、句読点(、
。
)を入れる派、入れない派に別れると思います1。
個人的には入れる派です。
ないと怖い
私の感覚として、句読点がない文章はなんか冷たい感じがして怖い印象を受けます。
〇〇の件、△日までに回答ください。
と
〇〇の件△日までに回答ください
だったら、内容は同じなのに後者はなんか責められてると言ったら変ですが、少しつっけんどんで冷たいなという印象を受けるんですよね。もちろん普段からやり取りする、よく知っている相手なので心理的に不安になることはないのですが、文面の印象としてはそう感じるという話です。
感覚の問題なので、もちろん万人に当てはまることではないですし、特段他の誰かの同意がほしい訳ではないのですが。
なので私は、基本的に句読点を書きます。例外として余程急いでいる時は句読点なしでメッセージを送信することもありますが、基本的な方針というかポリシーとしては、私は句読点ありで書きます。
しかしまぁこれも当然といえば当然ですが、句読点があると逆に圧迫感があるというか怖く感じるという人もいる訳です。難しいですね。
とはいえこれも、感覚としては分からなくないです。怒ると敬語になるタイプみたいな感じですよね、多分。距離感を感じて、それが怖いみたいな。私は感覚としてはあまり共感できませんが、そういう人はいるだろうなとは思えます。
なので私は、普段やり取りする相手であれば、相手のスタイルに合わせることが多いです。相手が句読点なしで送ってくるタイプであれば私も最後の文では句点(。
)を書かないですし、意味が崩れないのであれば読点(、
)も省略します。
頭が赤い魚を食べる猫
特に読点を省略した場合は、「頭が赤い魚を食べる猫」になるおそれがあり、何ならこれが一番怖いです。
適切に読点を書けば「頭が赤い、魚を食べる猫」「頭が赤い魚を、食べる猫」のように意味を崩さずに表現することができますが、そういう意味では句点はともかく読点は大事だと思っています。
伝える側は伝えたいことが明確なのですが、受け取り手側は必ずしも同じ認識とは限らないので、特に顔が見えないコミュニケーションでは「できるだけ、そうとしか解釈できないように伝える」努力を伝える側がすべきかな、とは思っています。
絵文字や(笑)など
絵文字や(笑)などを入れるとかなり印象が変わりますよね。(もちろん、そういうキャラじゃないという方もいらっしゃいますが)
〇〇の件どうですか?
というのと
〇〇の件どうですかー?笑
とではかなり印象が違いますね。相手や組織によってそういうのが許される空気、許されない空気みたいなのはあると思いますが、自分がどういう気持ちでメッセージを送ってるのかの補足になるので、使える場合は使っていってもいいと思います。
逆に、こういう記号的なものや、馴れ馴れしい感じ、ラフな感じなどが苦手な人もいらっしゃると思うので、これも難しいところですが…。
結局
句読点があった方が良い、ない方が良いみたいなのは個人間やチーム間の雰囲気や仕事の進め方などによると思います。全ての人・組織に共通する解はありません。
どうしてもちょっと怖いな、やり辛いなと感じたら
「すみません、句読点がないと少し冷たくて怖い印象があるので、もし良かったら句点だけでも付けてもらえませんか?」
「すみません、句読点があると圧迫感があって苦手なので、もっと話し言葉でメッセージ送ってもらえませんか?(タメ口でも良いので・・・)」
みたいに相談してみるのも良いかもしれませんね。
表情やジェスチャー、声の抑揚などが使えない分、チャットでのコミュニケーションは本来かなり難しいと思います。工夫してうまくコミュニケーションを取りたいですね。
追記(2022/12/07)
以下のようなまとめを見つけました。
やはり句読点の有無による印象の違いは大きいですね。結局は組織や相手によってケースバイケースだとは思いますが、参考まで。
(追記ここまで)
その他
ブログとCrieitでも記事を公開しているので、よければご覧ください。
ブログ:BOYISH KINGDOM
Crieit:apashoni
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厳密に決めておらず、その時々で違うという人ももちろんいらっしゃると思いますが…。 ↩