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海しるAPIが新しくなったらしい

Last updated at Posted at 2023-04-04

海上保安庁で運用されているシステムである「海しる」の公開APIである「海しるAPI」の新しいバージョン(v2)が出ていたことに気づいたので、使用方法や使用感、感想等について忘れないうちにメモする

1. 海しるとは?

「海しる(海洋状況表示システム)」は、さまざまな海洋情報を集約し、地図上で重ね合わせて表示できる情報サービスです。

海しる

その中でも「海しるAPI」は公開されている情報を、JSON、GeoJSONまたはPNGで取得できる。

2. 実際に使ってみた

アクセスするためにはキーが必要なため、公開されているサブスクリプションキーを使用することにした。

項目一覧から公開されているAPIを探すとまだわかりやすい。
正直に言うと、どのバージョンが最新なのかわかりにくいのでどうにかしてほしい...

今回はゴジラで若干話題になった「海底地形名」のAPIを叩いてみる。

同じページにリクエストするためのパラメータの説明が記載されていた。海しるはArcGISを使用しているため、当たり前といえばそうだが ArcGISのrestと同じようなアクセスができそうに見える。

右上の「TryIt」のボタンからAPIを叩くことができるみたい。

LayerSelectionのパラメータはジオメトリに応じて数字を入力する

必要最低限のパラメータを入力して一番下にある「Send」ボタンをクリックすると出力できる。
例えば、https://api.msil.go.jp/undersea-features/v2/MapServer/1/query?f=json&geometryType=esriGeometryEnvelope&spatialRel=esriSpatialRelIntersects&units=esriSRUnit_Meter&returnGeometry=true HTTP/1.1の状態で「Send」ボタンをクリックすると下のようにリクエストのとおりJSONを出力できる。

省略
...
 "features": [{
        "attributes": {
            "海底地形名": "東崎堆",
            "かな": "あがりざきたい",
            "Undersea_Feature_Name": "Agarizaki Bank",
            "属名": "堆",
            "水深": 66,
            "呼称の由来": "近傍地名に由来(与那国島東崎)",
            "由来_En": "Named from the nearby feature/s.",
            "会議名": "第12回海洋地名打合せ会 (1981)",
            "JCUFN_approved": 1981,
            "SCUFN_approved": null
        },
        "geometry": {
            "x": 123.10833333300002,
            "y": 24.470000000000027
        }
    }, {
        "attributes": {
            "海底地形名": "粟国海盆",
            "かな": "あぐにかいぼん",
            "Undersea_Feature_Name": "Aguni Basin",
            "属名": "海盆",
            "水深": null,
            "呼称の由来": "近傍地名に由来(粟国島)",
            "由来_En": "Named from the nearby feature/s.",
            "会議名": "第9回海洋地名打合せ会 (1977)",
            "JCUFN_approved": 1977,
            "SCUFN_approved": null
        },
        "geometry": {
            "x": 127.0166666670001,
            "y": 26.53333333300003
        }
    }, {
...
省略

今回は、海しるAPIのページに用意されていた「TryIt」を使用したが、
pythonのurllib.requestや、curl等のアクセス用のサンプルリクエストも用意されているみたい

3. おわりに

海しるAPIのv1と、v2の違いとしては、
「海しる」に掲載されている属性情報がAPIで取得できるようになったことも大きいが、
最大のメリットは、リクエスト方法がArcGISっぽくなったことだと思う。

海しるAPIで、何ができて何ができないかもう少し調べてみたい。

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