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CloudWatch Alarmの欠落データの処理方法

Last updated at Posted at 2024-07-11

TLDR

欠落データの処理方法には次の選択肢がある:

  1. notBreaching(適正として処理)
  2. breaching(不正として処理)
  3. ignore(無視)
  4. missing(見つかりませんとして処理)(デフォルト)

missingが一番分かりづらいのでおすすめしない。

  • データが欠落しているときOKとみなしたい場合→notBreachingにする
  • データが欠落しているときNGとみなしたい場合→breachingにする
  • データが欠落しているときアラーム状態を現状維持したい場合→ignoreにする
  • データが長期間欠落しているときOKでもALARMでもなくINSUFFICIENT DATAにしたい場合→missingにする

用語

「評価期間」と「評価範囲」が紛らわしいので注意。

  • アラームを発生させるデータポイント数(Datapoints to Alarm) M/NのMのこと。分子
  • 評価期間(Evaluation Periods) M/NのNのこと。分母
  • 評価範囲(Evaluation Range) データポイントを取得する個数のこと

アラーム評価の考え方

アラーム評価の際には、M/NのNより多くのデータポイントを取得する(これを「評価範囲」という)。評価範囲内の直近N個のデータポイントで判定する。N個が集まらなかった場合、「欠落データの処理方法」が適用される。

下図は3 / 3に設定した場合の例(公式より引用)。
評価範囲(5個)のデータポイントを取得し、そのうち直近3個のデータポイントを見る。
image.png

  • NOT BREACHINGの列: すんなり理解できる
  • BREACHING: すんなり理解できる
  • IGNORE: 2行目、少なくとも1個が0なので、3/3にはならない、よってOKになる。それ以外はすんなり理解できる
  • MISSING: 全データポイント欠落の場合のみINSUFFICIENT DATAになる。5行目は「アラーム状態への早期移行の回避」という分かりづらいアルゴリズム。2行目はIGNOREと同じ理由によりOK。
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