apt-get upgrade
だと保留がでるパッケージがapt upgrade
だと保留にならずにアップグレードされる。
$ apt-get -s upgrade
...
以下のパッケージは保留されます:
firefox-esr linux-image-amd64
...
$ apt list --upgradable
一覧表示... 完了
firefox-esr/oldstable 52.7.3esr-1~deb8u1 amd64 [45.9.0esr-1~deb8u1 からアップグレード可]
libsdl-image1.2/oldstable 1.2.12-5+deb8u1 amd64 [1.2.12-5+b5 からアップグレード可]
...
apt upgrade
とapt-get upgrade
の違い
Debian管理者ハンドブック (6.2.3. システムのアップグレード)を読んだら解決した。要約すると、
apt upgrade
、apt-get upgrade
、aptitude safe-upgrade
は他のパッケージを削除せずにアップグレードできるインストール済みパッケージだけをアップグレードする。
しかし、apt-get
のアップグレードパッケージの選択規則は少し条件が厳しく、現在のパッケージ構成を変えないようになっている。つまりパッケージの新バージョンで導入された新しい依存関係により現在インストールされていないパッケージをインストールする必要が生じた場合はそのパッケージのアップグレードを保留する。