経緯
個人的にVR環境で作業すると集中力が上がる&目の負担が減るので、VRでいい環境を作れないかなーと試行錯誤していました。
QuestからAirLinkでPCに接続して旧Oculusホームで使う仮想デスクトップは、レイテンシ低いし操作性も良かったのでそこそこ作業出来てたのですが、周りの環境(景色)を変えられないのと、パススルー機能が使えず一部ショートカットなどの操作に難があったのであと一歩という印象でした。
Immeresedを試した所、操作性は若干慣れが必要なものの景色をある程度選べるのと、パススルー機能に対応している為、機能としては十分だったのですが、WI-FI-5(5G hlz)の接続でもレイテンシが20ms程になってしまい、ペンタブ作業などだとやや遅延が気になっていました。
「WifiDirect」っていうのだと早くなるかも?
Immeresedのヘルプの中で、「もしネットワークが遅い様だったらWiFi Direct試してみてね」という記載がありそこで初めて「WifiDirect」という規格がある事を知ります。
【公式のヘルプ】
https://medium.com/immersedteam/wi-fi-direct-8ec23c74fdab
どうもWifiDirect自体があまり普及していない規格のようで、ググっても情報が少なかったのですが、一旦ルータを経由するよりも、直接PCと対象機器間をWifi接続するので早い模様。。
PC用のWifiドングルを購入
自分のPCをWifi接続できるようにWifiDirect対応のUSBドングルを探したのですが、商品説明などに「WifiDirect対応」という記載のある商品が殆ど存在せず。
どうも自分の理解だと(間違ってるかも…)子機/親機両対応のドングル(自分自身がホットスポットになれるもの)ならWifiDirectにも対応しているという認識で、今回は下記のものを購入。
※PCによっては初めからWifi機能内蔵しているものもあるかもしれません。
ドライバインストール
届いたUSBドングルに付属のCDメディアにドライバ類が入っているのでまずはインストール。
ユーティリティ立ち上げてモードの設定が出来るのですが、アクセスポイントではなく、「クライアント」を設定。
※はじめアクセスポイントかな?と思って色々試していたのですが、うまく接続出来ず。。クライアントにしたら上手く接続できました。
ImmersedでDirectWifiの設定
「Immersed Agent」起動後「Wi-Fi Direct」のボタンクリックで各種設定が出来ます。
「SSID」と「Passphrase」に初期値が入ってますが、そのまま使っても、自分で値を入力・設定してもOK。(後ほどOculus側のWifi設定でこの設定を入力します。)
ウィンドウ右の「Start」ボタンをクリックすると下段のstatusの所に「Wi-Fi Direct is started」とメッセージ出る筈なので、これでImmersed上でWifi Directが利用出来る状態になっている筈です。
Windows側で設定の確認
ウィンドウズアイコンを右クリック→設定→ネットワークとインターネットの中に「モバイル ホットスポット」という項目が増えている筈。
「インターネット接続を他のデバイスと共有します」をオンに。
「ネットワーク名」と「パスワード」に先程Immersed Agentで設定したSSIDとPWが表示されていればOKな筈です。
Oculus側でWifiの設定
あとはOculus側で新しいWifiスポットに接続する設定をしてあげればOK。
リストに出てこない場合は+ボタンで新しいネットワークを追加から、先程設定した「SSID」と「PW」を入力。無事Wifiマークが付けばWifiDirect経由でImmersedに接続出来るようになっている筈……です。
あとがき
この記事は色々試してみてたまたま上手く行った手順を覚え書きとして残したものになりますので、何か間違いなど気づかれた方はツッコミ頂けると助かります…。
みなさん、良いVRライフを!