【Rails】presenceメソッド

はじめに

ActiveSupportの拡張機能である presence メソッドについて調べた内容をまとめます。

presence メソッドとは

• RailsのActiveSupportのメソッド
• オブジェクトが存在すればそのオブジェクトを返し、存在しなければnilを返す

構文

object.presence

# 下記と同じ
object.present? ? object : nil

• ActiveSupportで下記のように実装されている

  def presence
    self if present?
  end

使い方

• present? を使った例

nickname = params[:nickname] if params[:nickname].present?
first_name = params[:first_name] if params[:first_name].present?
avatar_name = nickname || country || "Taro"

• presence で下記のようにリファクタリングできる

avatar_name = params[:nickname].presence || params[:first_name].presence || "Taro"

補足

• &. との比較
  • presence メソッドを空文字に対して実行するとnilを返す＝ present? メソッドでfalseになる空白文字、空の配列、空のハッシュ、false、nilに対して実行するとnilが返る

	presence	&.
nilに対して実行した返り値	nil	nil
空文字に対して実行した返り値	nil	空文字

nil&.name
=> nil
nil.presence
=> nil

user.name 
=> " " # 空文字が保存されている場合
user&.name 
=> " "
user.name.presence 
=> nil 

user&.name || "名前が登録されていません"
=> " "
user.name.presence || "名前が登録されていません"
=> "名前が登録されていません"

• DBにデータがない場合

irb(main):001:0> User.where(id: 2)
=> #<ActiveRecord::Relation []>

irb(main):002:0> User.where(id: 2).presence || "idが2のユーザーは登録されていません"
=> "idが2のユーザーは登録されていません"

おわりに

リファクタリングに重宝しそうです。空白文字をnilで返す点で&. try! よりも使い勝手が良いと思いました。

参考