はじめに

コミット前の変更を一時的に退避させるコマンド git stash の使い方を備忘録としてまとめます。

基本の使い方

$ git stash
$ git stash save

オプション	意味
なし	変更をスタックに退避する（untracked、ignoredファイルは除く）
-u	(--include-untracked) untrackedファイルも一緒に退避する
-a	(--all) untrackedファイルに加えて、ignoredファイルも一緒に退避する
-k	(--keep-index) ステージ済みの変更は退避しない
--patch	退避したい変更を対話的に選択する

$ git stash apply
$ git stash apply stash@{0}　# stash@{0}は直近に退避した変更

オプション	意味
なし	stash@{n}を指定しなければ、直近に退避された変更を再適用する。ステージ状態はリセットされる
--index	ステージ状態も含めて再適用する

$ git stash drop
$ git stash drop stash@{0}

$ git stash pop
$ git stash pop stash@{0}

# 要注意・要オプション
$ git clean

# こちらの方が安全
$ git stash --a # 一旦すべてを退避させる

$ git stash show
$ git stash show stash@{0}

オプション	意味
なし	直近に退避した変更内容を見る
-p	変更内容を詳しく見る

$ git stash save "メッセージ"

$ git stash list

$ git stash clear

$ git stash branch "[作成するブランチ名]"

$ git status

オプション	意味
なし	デフォルトでallが対象。作業ディレクトリのファイルとステージングの状態を表示する
-s	(--short) ショートフォーマットで表示する

退避する際はgit stash -u git stash -aとオプション付きで覚えた方が安心して使えそうです