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Ateam Hikkoshi samurai Inc.× Ateam Connect Inc.Advent Calendar 2020

Day 1

サークルの連絡網にLINE公式アカウントを使ってみた

Last updated at Posted at 2020-12-01

この記事はエイチーム引越し侍 / エイチームコネクトの社員による、Ateam Hikkoshi samurai Inc.× Ateam Connect Inc. Advent Calendar 2020 1日目の記事です。

初日はエイチームコネクト所属のエンジニア、奥山が担当します!
趣味はカラオケ:microphone:とバドミントン:badminton:です。

連絡網にLINE公式アカウントを使おう

本記事は、私が最近立ち上げたバドミントンのサークルの連絡網に、LINE公式アカウントを導入したレポートとなります。
無料プランかつ開発なしで十分運用でき、効率化を図ることができました。

効率の良い連絡の仕組みが必要だった理由

当サークルの活動は市の体育館を借りて行いますが、感染症対策のため利用人数に制限があり、事前に参加人数を把握しておく必要があります。
さらに当日は利用者全員の名簿の提出が求められます(紙で)
つまり、

  1. メンバーに開催スケジュールを連絡する
  2. 参加希望者から事前連絡をもらう
  3. 参加者全員の載った名簿を(紙で)用意

を毎回やる必要があります。面倒ですね!
1.2.は運営陣がそれぞれ個別にやりとりしていましたが、すぐに収拾がつかなくなりました。
なのでまず窓口を一本化してみようという話になりました。エンジニアの腕の見せ所です:muscle:

LINE公式アカウントについて

LINE公式アカウント(旧 LINE@)は主に企業や店舗、有名人がLINEユーザー向けに販促などを行うための仕組みです。
飲食店などで登録用のQRコードを見かけることも多くなりました。弊社でも、サービス利用者向けのサポートに使っています。

無料のプランと有料のプラン

フリープラン ライトプラン スタンダードプラン
月額固定費 無料 5,000円 15,000円
無料メッセージ通数 1,000通 15,000通 45,000通
追加メッセージ料金 不可 5円 ~3円

料金形態ですがプランによって月単位で送れるメッセージ通数に制限があります。
プランによる制限はこのメッセージ配信数のみで、他の機能はフリープランでも無制限に使うことができます。

フリープランでの運用を考える

収益化目的でない、お遊びのサークルの運営に月5000円は厳しいです:pensive:フリープランでの運用方法を検討しましょう。
主要な機能であるメッセージ配信個別チャットタイムラインを見ていきます。

メッセージ配信

友だち登録している人たちに一括でメッセージを送信する機能です。 タグ付けを用いて送る対象を「絞りこみ」することもできます。

これをどう運用するかがカギになります。
仮に日程の連絡と開催前日のリマインドで月に計5回送るとしましょう。
1000通÷5回=200で、登録者が200人を超えるとオーバーしてしまう計算です…!

内輪の小規模なサークルならともかく、ネットにURLを公開し不特定多数の参加を募るなら注意が必要です。

予約投稿とコピー投稿

「配信日時」を指定することであらかじめ時間を指定しての予約投稿も可能です。 これが**開催日前のリマインドに便利**!

さらに、配信済みの投稿を「コピー」して使い回せるのも素晴らしいです:raised_hands:
「メッセージ配信」メニューから「配信済み」タブを開き、下図の「…」を押すと出てきます)

個別チャット

1対1の個別チャットは完全に無料で使うことができます。前述のメッセージ配信の通数には含まれません
個人のものと別にもう1つLINEアカウントを作れるようなイメージです。
出欠の連絡受け取りはここに集約します。「要対応」「対応済み」のタグ付けを行えるのも便利です。

※ただし一度でもチャットを送ってくれた人にしか、こちらからチャットを送ることはできません(連絡先に表示されない)

タイムライン投稿

近況を投稿できるSNS的なあれです。友だちの誕生日とかアイコン画像変えたとかが投稿されるやつです。
リマインドには向かないですが、大まかなスケジュール共有ならこちらだけでも行けそうです。上手く使えばメッセージ配信なしでの運用も考えられます。

ただしタイムラインは不特定多数に公開されるので注意です。LINEへのログインなしでも見ることができます。個人情報の類は投稿しないようにしましょう。

実際に運用するまで

アカウント作成

https://www.linebiz.com/jp/entry/
こちらの「未認証アカウントを開設する」から作成します。
ここでは詳しく説明しませんが、内輪のサークルでやる分には認証済アカウントは不要です。

友だち登録してもらう

ホームメニューから「友だち追加」で友だち登録用のURLやQRコードが取得できます。
QRコードを印刷し持っていくと便利です。

メニューを作る

アカウントができたらメッセージ配信で予定を送り、返信があったメンバーの名簿を作るだけでも十分ですが、これだけだとLINEグループと大差ないです。
リッチメニューで参加連絡ボタン予定確認ボタンを実装してみました。

リッチメニュー

画像を用いて最大6つまで機能を割り当てることができます。
簡単な画像ならテンプレートから作成できますし、オリジナルでかっこいいメニュー画面を作りアップロードして使うこともできます。

割り当てられる機能は

  • ボタンを押すと任意の文字をチャットに送信させることができる「テキスト」
  • 指定したURLを開かせる「リンク」

などです。

「テキスト」で参加連絡を実装
ユーザーがボタンを押すと設定したキーワードがチャットで発言されるという、一番シンプルな機能です。 上記の例は、ユーザーがボタンを押すと「参加する」のチャットが送られてきます。

これだけだと味気ないですが、「応答メッセージ」機能という、あらかじめ設定したキーワードに対し決められたチャット内容を返す機能と組み合わせると、自動参加受付っぽいこともできます。

「リンク」でスケジュール確認機能を実装

こちらはURLを指定しボタンを押すとリンク先に飛ばすことができます。
スケジュール共有用のページを別に作って飛ばしても良いですが、

画像のようにhttps://line.me/ja/?id=[アカウントID]と入力すると、
そのアカウントのタイムラインを開くことができます。(PCのブラウザで開くとLINEの公式ページに飛んでしまいますが、スマホ内ならちゃんと動きます)

タイムラインにスケジュールを投稿しておけば、後から入った人でも手軽に予定を確認できるようになります:relaxed:

アカウントIDは管理画面の左上、アカウント名の右に表示されています。@以降の部分です ### Messaging APIでさらに便利に 正直これだけで十分ですが、[Messaging API](https://developers.line.biz/ja/services/messaging-api/)を使えば、スケジューラで前日**リマインドの配信を自動化**したり、 メンバーのアカウントと**個人情報を紐づけて、名簿の生成まで自動化**できそうです。

サークルがもっと大きくなったら実装するので、その時はまた記事を書こうと思います。

おわりに

当初はAPIとの連携までやる予定だったのですが、今のところこれで事足りてしまっています。
コードを書くのも楽しいですが、開発なしで済むならそれはそれで素晴らしいことです:ok_hand:

本記事では紹介しきれませんでしたが、ショップカードやリッチメッセージなど工夫すれば使えそうな機能がまだまだあります。新しい機能もどんどん追加されています。

社会人サークルや勉強会などの運営をしている方、導入を検討してみてはいかがしょう。

明日

Ateam Hikkoshi samurai Inc.× Ateam Connect Inc. Advent Calendar 2020 1日目の記事は、いかがでしたでしょうか。

明日は引越し侍デザイン開発部の @ryoma-aoiao さんによる
「デザインソフト不要!iPadで始める手描き作字」
です。
iPadでデザイン性のある文字を作る過程を紹介する記事だそうです。お楽しみに!

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